フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月22日(月) 晴れ

2021-02-23 13:34:04 | Weblog

10時、起床。

今日は暖かな一日になりそうだ。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

昼食にカロリー高めのものを食べる予定なので、軽めの朝食で。

昨日のブログを書いてアップする。

2時を回ったころ、昼食を食べに外に出る。

多摩川線で3つ目の下丸子で降りる。乗車時間は6分。

「喜楽亭」は改札を出てすぐ横。自宅を出てから15分で着く。「隣町食堂」の感覚で、月に一度訪れる。

注文するのは毎回同じ、チキンカツ定食。

「今日のカツはいつもより大きいですね」と私が言うと、「グラムは同じなのでいつもより厚みが薄いと思います」とご主人。あっ、なるほどね。

客は私一人で(たいていそうである)、いつものようにご主人と世間話をしながらの食事。私とご主人は同い年で、二人とも、都立高校の入学試験の発表の日に雪が降っていたことを覚えている。

食後のコーヒーは向かいのビルの2階の「ハッピー珈琲」で。

このとき「事件」は起きた。

コーヒーを注文してからスマホのチェックをしようとしたら、鞄の中にスマホがないのである。ついさっき「喜楽亭」で食事の後にチェックをして鞄に戻したばかりである。入念に鞄の中を探したけれども、ない。「喜楽亭」に忘れたのだろう。マスターに「向かいの食堂にスマホを忘れてきたみたいなので」と断って(鞄は席に置いたままにして)店を出て、「喜楽亭」に戻る。ご主人が「どうされました?」というので、「スマホ、忘れてませんでした?」と、テーブル周りを見たけれども、ない。念のためトイレも見てみたけれど、ない。てっきりここに忘れてきたと思ったのだが・・・。「ハッピー珈琲」に戻り、もう一度、鞄の中、ジャケットやズボンのポケットを点検するも、ない。注文したコーヒーが運ばれてきたが、とても悠長に飲んでいられる気分ではなかったので、二口飲んだところで、「すみません、スマホのことが気になるので」と支払いをして店を出る。店の前の道路で「赤旗」を配っている方がいたので、「すみません、スマホの落とし物をみかけませんでしたか?」と尋ねると、「それはお困りですね」と心配してくれて、付近で「赤旗」を配っているお仲間にも聞いていただいたが、見かけなかったとのこと。その中のお一人がスマホを私に差し出して、「ご自分の番号にかけてみられたらいかがですか?」と言ってくれた。ご厚意に甘えて、しかし、自分のスマホの電話番号が正確に思い出せなかったので、自宅にかけて妻に私のスマホに電話をしてもらうことにした。妻が出て、「さっきからスマホに電話(LINE)しているのだけれど、気づかなかった?」と言われる。事情を説明して、再度、かけてもらう。しかし呼び出し音は周囲からは聞こえない。「赤旗」の方にお礼を言って、スマホをお返しするとき、電話代として100円硬貨をお渡ししようとしたが受け取ってはくださらなかった。その代わり(?)「赤旗」(日曜版・見本)を私に差し出して、「どうぞお読みになって下さい」と言った。私は「どうもありがとうございます。しっかり読ませていただきます」と言ってそれを受け取った。もう一度、「喜楽亭」に行って、「やっぱりありません」と言うと、「鞄の中のいつもと違う場所に入っているということはありませんか」とご主人が言った。その可能性は私も考えて、「ハッピー珈琲」で鞄の中は入念に調べたのだ。だが、ここで改めて、鞄の中にも全部テーブルの上に出して、空っぽになった鞄に外側から手で押してみた。すると、硬い四角い物体の感触があった。それは外側のファスナー付きのポケットの中にあった。スマホだった。実はこのポケットも「ハッピー珈琲」で見ていたのであるが、なぜ、そのとき気づかなかったのだろう。私は手品でも見ているような気分になった。「ありました」と私が言うと、「よかったです」とご主人は言った。

これで「事件」は解決した。

妻にスマホが発見されたことを連絡すると、用事があるので早く帰ってきてほしいといわれる。

帰宅して、家計口座として使っている通帳の件で銀行に電話をする。通帳の名義人本人でないとできない依頼だった。

そして夕暮れ。食後のコーヒーと散歩を切り上げて帰宅したので、ちょっと散歩に出る。

本門寺まで歩く。

池上会館の屋上から夕景の富士山を眺める。

長い階段を下りる。

階段脇の早咲きの桜。

すでに花は散り始めている。

総門を出る。

総門を出て、振り返る。

これは枝垂れ桜かしら。妖怪のように見える。

風が冷たくなってきた中を早足で帰宅。

夕食は海老と茄子のピリ辛トマト煮、サラダ、味噌汁、ごはん。

食事をしながら『天国と地獄~サイコな2人』第6話(録画)を観る。日高は殺人を起こさなかった。殺人鬼を待ち伏せしていたようである。真犯人のパターンとして、すでに登場していた人物の中から出てくることが多いが、今回はそうではないのだろうか。

「赤旗」(日曜版)に目と通す。タブロイド判で36頁は読みごたえがある。

風呂から出て、『ジェット・ストリーム』を聴きながら、今日の日記とブログ。

1時半、就寝。