フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月5日(金) 曇り

2024-04-06 19:00:24 | Weblog

8時45分、起床。

チーズトースト、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

本日の『虎に翼』。思わぬ展開で、主人公が法学の道に進むことの最大の反対者だと思われた母親が、一転して、主人公の味方になった。その現場となった汁粉屋「竹もと」のモデルとなっているのが「竹むら」である。セットも「竹むら」を模している。池波正太郎は『散歩のときなにか食べたくなって』の中でこんなことを書いている。

 「汁粉屋というものは・・・男女の逢引きにふさわしい風雅な、しゃれた造りでなくてはならぬ。その風が戦前の東京の汁粉屋には、かなり面影をとどめていたのだ。(中略)
 神田連雀町の〔竹むら〕へ行くと、戦前の東京の、そうした汁粉屋の面影が、まだいくらか、名残をとどめていて、私には、それがうれしく、なつかしい。
 椅子席の他に、入れこみの座敷があり、ここへ坐って、酒後に粟ぜんざいを口にするのは、なかなかよい。酒後の甘味は躰に毒だというが、酒のみには、この甘味がたまらないのだ。」(「神田・連雀町」より)

「戦前の汁粉屋は現代のスイーツカフェですね」

10時半に家を出て、大学へ。

スロープの上の桜が咲いている。

第2研究棟の前の桜も咲いている。

研究室の前で、卒業生のアヤナさん(論系ゼミ6期生)が待っていた。

彼女と前回会ったのは6年半前で、そのときは彼女は独身であったが、いまは妊婦さん(6カ月)である(結婚されたのはコロナ騒動の始まった2020年の2月であった)。

6カ月にしてはお腹が目立つのは、双子だからだろう。お腹に赤ちゃんのいる卒業生と会うのは珍しいことではないが、双子は初めてかな。彼女は4月1日から産休に入っているのだが(有休も使って)、双子の場合は一人の場合よりも早く産休に入れるのだそうである。知らなかった。

3Ðのカラーのエコー写真を見せてもらった。月の表面の粗い白黒写真のようなものしかなかったわれわらの時代とはずいぶんと違う。男の子と女の子だそうだ。初めての出産でいきなり一男一女の母になるというのはどんな気分なのだろう。ちなみに二人が兄と妹になるか、姉と弟になるかは、出産のときの順序で決まる。

36号と31号館をつなぐ渡り廊下のところで写真を撮る。

ここは、毎年、卒業式のときの定番の撮影スポットなのだが、今年は開花が遅れて、いまが満開である。

彼女に下に降りてもらって上からのアングルで写真を撮る。

あれから8年が経ったのですね。


(2016年3月25日の「フォールドノート」より)

さあ、ランチを食べに行きましょう。

「タビビトの木」へ行く。

二人ともマッサマンカレーを注文する。

初めて食べたが、とても美味しいカレーだった。

ドリンクは私はカフェラテ、彼女は紅茶(だったかな)。

腹ごなしの散歩は戸山公園へ。

入口(早稲田口)を入るとすぐ目の前に見事な一本桜。

満開である。

アスレチック広場。

大学の何かのサークル(よさこい?)が練習をしている。

 

花の広場。

穏やかでにこやかな表情がいいですね。母親になれることが本当に嬉しいのである。

箱根山(築山)の方へ。

途中にある教会(幼稚園)。

教会の横の階段は異国情緒が漂う。

山頂の下のベンチで。

ツーショットを一枚。

山頂に登る(さきほどの教会を眼下に)。

両腕で「W」のポーズ。

戸山公園でのお花見の後は「カフェゴトー」で一服・・・と思ったのだが、満席だったので、「D-Style Tokyo」のあとにできた新しいカフェに行ってみたら、もうなくなっていて、近々、イタリアン・レストランが開店することになっていることにびっくりする。なんて早い撤退なのだろう。

というわけで、南門前の「早苗」に行く。先月の29日に論系教員懇親会の始まる前の時間に来たばかりであるが、毎日私のブログを読んでいるアヤナさんはそのことを知っていた。

私はクリームソーダ、彼女はココア(だったかな)を注文する。

結婚指輪は銀座にある4つの店を巡って決めたそうで、半日かかたったそうだが、最初の店で気に入ったものがあったからといってそこで買うのではなく、他の店も一渡り見た上で購入を決めるというのは、おそらく女性の一般的なパターンなのだろう。一緒に行った彼氏にはなかなかの苦行であったようだ。わかりますが、これは彼女のペースに従うほかはありませんね。40年前を思い起こしてみると、自分たちの場合はどうだったろう? 「香取」で購入したことは覚えているが、他の店を回った記憶はないのである。

4時になったので、帰りの電車のことを考えて(平日だし)、今日はこの辺でと馬場下の交差点のところで彼女を見送った。でも、彼女から後から届いたラインには、この後彼女は学生時代にバイトをしていた居酒屋さんに顔を出したのだそうである(笑)。産休に入って、出産するまでの期間というのは、一人であちこちでかけられる貴重な時間であろう。十分に自由なひとり時間を堪能してください。

GWに入ったら、三重の実家の方へ帰られるとのこと。どうぞお元気で。(世の中に出た)双子ちゃんの写真を待っています。

研究室で雑用を片付ける。

6時過ぎに大学を出る。

夕食はフライ盛り合わせ(アジ、玉ねぎ、ソーセージ)、明太子、玉子とワカメの味噌汁、ごはん。

食事をしながらNHKの春ドラマ『天使の耳~交通警察の夜』第一話(録画)を観る。

アヤナさんからお土産にいただいたお菓子を食べる。

マドレーヌですね。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時、就寝。