8時15分、起床。
チーズトースト、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。
11時半に蒲田駅で卒業生のナナコさん(論系ゼミ8期生)と待ち合わせ、ランチはどこで食べましょうかと相談して、多摩川線に乗って下丸子へ。
下丸子といえば「喜楽亭」だが、ここは私の普段使いの定食屋で、卒業生を連れていく店ではない(笑)。お店の前で写真だけ撮って通り過ぎる。
お連れしたのは天ぷら屋の「長寿」。高級なお店ではなく、町の気軽な天ぷら屋である。
「一人だと入れないタイプのお店ですね」と彼女。外から中が見えないお店は入れずらいそうだ。私たちが入ったとき、先客はいなかったが、外から中が見えたとしても、誰も客のいない店には入りずらいとこのこと。不自由なことである(笑)。
私がこの店に来たときによく注文するミックス天丼を二人とも注文する。
エビ2本、キス、イカ、レンコン。ここの天丼は丼ダレ(天つゆではなく)が美味しい。
食事を終えて、ガス橋のところまで歩く。この土手の桜並木が見たくて、下丸子に来たのである。
ジャンプ!(ワンテイクで撮れました)
たくさんの人がお花見をしていた。
ここは土手の上の桜だけでなく、土手の斜面のハナダイコンがきれいなのである。
土手の下から見上げると、桜とハナダイコンのコントラストが美しいのである。
ここでツーショットを一枚。
突如、ティラノザウルスが現れる。
着ぐるみを脱いだお父さん、お疲れ様です。
川向こうに見える高層ビル群は武蔵小杉。
桜並木は丸子橋のあたりまで続いているが、適当なところで土手を降りる。この道を行くと、鵜の木の駅に出るはず。一駅分歩いたことになる。
東京高校の前を通る。ナナコさんは東京大学の職員なので、「えっ、東京高校?」とキョトンとしていたが、東京高校は東京大学とは無関係。今年で創立152年の古い学校で、明治5年に上野清という人が開いた上野塾が始まりです。たくさんの垂れ幕からは部活が盛んな様子がわかります。
ケンブリッジ飛鳥が卒業生。
鵜の木の駅前の「福井珈琲店」で一服していくことにする。
珍しく先客はいなかった。カウンターの奥の席に座って、二人ともウィンナー珈琲を注文する。
私はこの店は4回目。卒業生を連れてきたのはナナコさんが最初である。マダムに土手の桜を観てきた帰りですというと、毎日、土手を通ってお店に出ているマダムは、「もう少しで満開ね」と言った。ちなみに福井珈琲店は、大井町の「ポットリー」同様、今年で開業34周年を迎える。
お店には30分ほど滞在。「ティールーム101」を3時半に予約しているのだが、まだ1時間ほどある。蒲田の商店街をぶらぶらする。
家具のデパート「亀屋百貨店」が96年の歴史に幕を下ろすそうで、「完全閉店セール」をやっているので、覗いてみる。書斎のデスクの椅子がいいのがあれば買おうと思う。
これがなかなかいい。
「はい、座り心地がとてもいいです」
しかし、12万円(!)もする。予算オーバーである。
ついでに彼女の嫁入り道具も見る(笑)。
「新居にはドレッサーはありません」(ダイニングテーブルでお化粧をしているそうである)
そろそろいい時間である。専門学校の桜並木を通って「ティールーム101」へ。
3時25分に到着。
カウンターは5席。よくお会いする姉妹の方が今日も先客でいらした。
今日はめったにメニューに出ないショートケーキがあったので、二人ともそれを注文してから、紅茶選びに入る。
私はシンガポールスリング(ラッフルズホテル)をチョイス。
ナナコさんはテイスト・オブ・シンガポール(クリッパーズ)をチョイス。手前の犬のフィギアは常連客の方が作ったマダムの愛犬ラズリー(昨年亡くなった)。
幻のショートケーキ。
マダムが厨房に入ったままなので、私がカウンターの中から撮った。
店を出る前にマダムに撮っていただいた。
お店を出たのは5時。1時間半、滞在したことになる。駅の改札でナナコさんを見送る。次回は大学周辺でカフェをしましょうか。研究室で会えるのも今年が最後ですからね。
見頃を向かているのは桜だけではない。我が家の海棠も満開である。
夕食は青椒肉絲、餃子、玉子とワカメのスープ、ごはん。
食事をしながら『新・プロジェクトX』の初回をリアルタイムで観る。東京スカイツリーの建設秘話。完成間近のときに襲われた東日本大震災のときの作業現場の映像(再現ドラマではなく映像に撮っていたのだ)には肝を冷やした。「あっ、タワーが倒れる。われわれもここで死ぬんだ」とてっぺんで作業をしていた鳶の人たちは思ったそうである。
ナナコさんからお土産にいただいたお菓子を食べる。
風呂から出て、今日の日記を付ける。
1時半、就寝。