フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月19日(土) 晴れのち小雨

2024-10-20 12:15:22 | Weblog

7時15分、起床。早く眼差が覚めたが、二度寝はせず、起きることにした。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

今日は竜王戦第二局の一日目。

先手番は挑戦者の佐々木勇気八段。初戦を落としているので、先手番の第二局はどうしても勝ちたいところだ。もちろんどの対局も勝ちたいのだが、番勝負には流れというものがあるので、第二局というのは、連勝=連敗か、一対一の五分に戻るかのどちらかで、連勝=連敗の場合、連勝した方は残り5局を2勝3敗でOK、連敗した方は4勝1敗でいかないとならないわけでかなり苦しく。というわけで番勝負の第二局というのは常にシリーズ全体の岐路なのである。

昨日のブログを書きながら、対局を観戦。鳩サブレ―を食べようと、缶を開けたら、梟(ふくろう)サブレが入っていた。だいぶ前に入れて、そのままになっていたのだ。

昼食休憩に入る前に盤面が動いた。先手が6六歩、同歩に、5五歩と突いたのだ。7七の銀が中央に出て行こうという手順である。その代わり、角頭の守りは弱くなるから、攻め合いになるだろう。

今日は暑さがぶりかえした。

チャイをベランダに出してやると、風が気持ちよさそうで、ゴロゴロしている。

2時頃、「吉岡家」へ昼食を食べに出る。

ソーメンと天ぷらの盛り合わせを注文する。

ついこの間、鍋焼きうどんを食べたので、季節が戻ったような感じだ。涼しげである。

ソーメンには天ぷらを併せて注文したくなる。海老とキス、ピーマン、玉ねぎ、カボチャ、茄子など。

何かをつまにみビールを飲んでいる客が店主さんに「映画館でビールを飲みながら映画を見ていると、クライマックスのあたりでトイレに行きたくなっちゃうんだよね」とこぼしていた。店主さんは「自分は映画館に行くときは3時間前から何も飲まないようにしています」と答えていた。健康診断を受けに行くときみたいだな。ビールを飲み終えた客が、「カレーライス」を注文した。締めの蕎麦ではなくて、カレーライスなんだ。でも、それはいいかもしれない。もし「ミニ・カレーライス」というものがあれば私も締めに注文したいところだが、やはり食べ過ぎだろう。

店を出て、カフェでお茶という考えもチラッと頭をよぎったが、対局の方が気になるので、まっすぐ帰宅することにした。

「吉岡家」に行くときにいつも前を通る床屋さん。ご主人はマラソン好きの方のようである。

「まいばすけっと」でチョコレートをお八つに買って帰る。

昼食休憩明けから数手進んで、先手が6五歩と打った局面。次に5五銀と出ますよという手である(5五銀に5四歩なら6四銀がある)。

後手は6五歩を桂馬で取った。同銀なら6四歩で銀が死ぬ。先手は5五銀と出る。後手の6五桂が攻めに使えるか、(ただで取られるリスクもあるので)負担になるかがポイントである。ここから、8六歩、同歩、8七歩と後手が先手の角頭を歩で叩いた手に対して、先手が封じ手にして一日目が終了した。

今日の解説陣には藤井姓の棋士が二人いた。藤井猛九段と藤井奈々女流初段である。「藤井祭りですね」と藤井九段が言った。居飛車穴熊に対して「四間飛車藤井システム」を考案して一世を風靡した棋士である。藤井聡太が出てくるまでは「藤井」といえば藤井猛のことであった。胸中複雑であろう。いや、そういう時期はもう過ぎたのかな。

「佐々木姓の棋士も複数いますから、公平を期すためには「佐々木祭り」もあるといいですね」

夕食はカレーライス。「吉岡家」でカレーライスが食べたいなと思ったときの念が妻の脳内に飛んだのだろう。

食事をしながら『あのクズを殴ってやりたいんだ』第二話(録画)を観る。あのクズ=海里が、以前、ボクシングの試合中に相手選手を死なせたという過去が明らかになる。

書評原稿を書き始める。半分(1000字)ほど書く。12月7日〆りきだが、急に飛び込んできた仕事なので、先延ばしせず早めに書き上げてしまおう。

レビューシートのチェック。週末の提出は少ない。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。