フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月27日(日) 曇り

2024-10-28 11:31:50 | Weblog

9時、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

昨日のブログを書く。

11時過ぎに家を出て、妻と鶯谷へ。菩提寺に行われるお十夜法要に出るためである。

いつもの花屋が閉まっていたので、別の花屋で仏花を買う。ここは無人販売店で、お金をポストのような箱に入れる。お釣りが不要なようにするためだろう。一対千円である。これから墓参りをする人間がお金を払わずに花を持ち去るわけがないという合理的な性善説に基づいて成り立っているのだろう。

菩提寺は光明山泰寿院。(調べるサイトによっては山号が「行春山」となっていたりする)

下谷二丁目にある浄土宗の小さな寺である。子供の頃から見慣れた風景である。

私たちが一番乗りのようである。

墓参りを済ませる。

座敷に上がって、お弁当をいただく。

「人形町今半」のすき焼き弁当である。

食事をしているときに住職が私の側に来て、私の父の従兄弟のTさんが先月亡くなられましたと教えてくれた。95歳だったそうだ。コロナになる前の法要ではよくお会いしていたものだが、近年は年賀状のやりとりだけになっていた。細身で歌舞伎の役者さんのような容姿の方だった。Tさんの家の墓と私の家の墓とは隣同士である。ご冥福をお祈りします。

一服してから本堂の方へ。

「お十夜」とは、本来、十日十夜の間、念仏(南無阿弥陀仏)を唱え続ける法要のことで、浄土宗の最も重要な経典の1つである『無量寿経』の中に、「煩悩や誘惑の絶えないこの娑婆世界で十日十夜の善行を積むことは、仏さまの国で千年の善行修めるよりも勝れている」と説かれていることに由来する。近年では、数日、あるいは一日で行うことが多い。ショート・ターム化は仏教の世界にも及んでいるのである。

法要は3時に終了。

蒲田に戻って来て、私は「ティールーム101」に顔を出す。

先客は3人。ご夫婦連れと、ときどき顔を合わせる常連のKさん(学生がインタビュー調査でお世話になった)。

喉が渇いていたのでグレープフルーツのセパレート・ディーを注文する。

シフォンケーキは瀬戸内レモンをチョイス。

少し先だが、忘れないうちに、11月28日の妻の誕生日用にシフォンケーキを注文しておく。オーダー・メードで、最近、お誕生日ケーキを注文された方は「マダムのパリのイメージで」というオーダーをしたそうである。それを聞いて、「では、マダムのウィーンのイメージで」とオーダーしておいた。「どうしてウィーンなんですか?」とマダムに聞かれたが、特にウィーンにこだわりはなくて、「イスタンブール」でもよかったんですねけどね(笑)。

帰宅して、夕食までレビューシートのチェック。土曜に較べると日曜の方が多い。

夕食は豚シャブ。

私はバラ肉で、妻はロース肉中心である。

食事をしながら『嘘解きレトリック』第3話(録画)を観る。人情ミステリーというのがこのドラマの基本的性のようである。

今夜の『村上RADIO』はローリング・ストーンズ特集。ボブ・デュランのメッセージ性、ビートルズの音楽性に当時中学生だった私は惹かれたが、ローリング・ストーンズはただ騒がしいだけだった。

衆院選の結果が刻々と伝えらる。自公民で過半数割れのようである。だが、はたして野党連合で政権を担えるのかどうか。不安定な政局になるだろう。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。