フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月26日(土) 晴れ

2011-03-26 07:52:44 | Weblog

  午前2時、就寝前に更新。
  いつもであれば、卒業生を送り出した後しばらく、私は軽い鬱になる。春愁といった方がいいかもしれない。うらうらに照れる春日に雲雀あがりこころ悲しもひとりし思へば(大伴家持)。あの「悲し」である。そこから徐々に気分を高めていって新学期を迎えるというのがいつものコンディション作りのパターンである。しかし、今年はずっと多忙な毎日で気分が沈んでいる暇がない。このまま新学期に接続するのだろうか。せめて一日の中で弛緩のリズムをもつように心がけよう。いま、ラジオからチェゲ&飛鳥の「万里の河」が流れている。
  ゼミの卒業生からシャツをプレゼントされた。黄色のポロシャツだ。初夏になったら着よう。新学期の始まりは5月6日(金)になったから、その日に袖を通そうか。

  午前8時、自宅から更新。今日もいい天気だ。
  今日と明日の学位記の配布時間は10時から16時まで。一昨日と昨日で受け取りに来た卒業生は1100人ほど。あと600名ほど。待っていますよ。


学位記配布所にて。左から浦野学術院長、岡崎副学術院長、高橋副学術院長。

  もうすぐ午後2時、教務室から更新。
  今日は学位記を取りに来る卒業生はパラパラである。
  生協戸山店で以下の新書を購入して、お昼を食べに外に出る。「たかはし」で刺身定食を食べ、食後のコーヒーは「シャノアール」で。

  田中理恵子『平成幸福論ノート 変容する社会と「安定志向の罠」』(光文社新書)
  片田珠美『一億総うつ社会』(ちくま新書)
  橋元良明『メディアと日本人 変わりゆく日常』(岩波新書)
  山竹伸二『「認められたい」の正体 承認不安の時代』(講談社現代新書)
  井上寿一『戦前昭和の社会 1926-1945』(講談社現代新書)
  小川克彦『つながり進化論 ネット世代はなぜリア充を求めるのか』(中公新書)
  大塚英志『ストーリーメーカー 創作のための物語論』(アスキー新書) 


3月25日(金) 晴れ、夜になって雨

2011-03-25 22:30:56 | Weblog

  正午を少し回ったところ。教務室から更新。
  今日は4日間の学位記配布期間の中で一番学生がやってくるだろうと予想されていて(もともとの卒業式が本日であったため)、事実、昨日とはちがって、袴姿の女性たちでキャンパスは華やいだ雰囲気になっている。晴れてよかった。


  午後5時半、教務室から更新。
  今日の仕事は一段落。キャンパスの喧騒も止んで、夕暮れが近づいている。
  高層棟の解体工事の方だが、余震もなんのその、急ピッチで進んで、高層棟はもう跡形もない。去年以前の卒業生がみたらびっくりというか、感無量の光景だろう。


3月24日(木) 晴れ

2011-03-24 23:41:28 | Weblog

  午前11時5分前、教務室から更新。
  学位記が渡される第一会議室にこれから向かうところ。
  ひとりでも多くの卒業生の顔をみておきたい。

  午後11時半、自宅から更新。
  夜、「レトロ」でゼミの集いがあった。学生各自が学位記配布所で事務の方から受けとった学位記。それを私から改めて手渡す。

     学位記

     文化構想学部文化構想学科現代人間論系

          ○○○○

     本大学学則による所定の
     課程を修め本大学を卒業
     したので学士(文学)の
     学位を授与する

     二〇一一年三月一五日

     早稲田大学総長   鎌田薫

  最後に何か話をしてほしいとリクエストされる。わかった。
  「人」という字は人と人とが支えあって・・・「金八先生」か(笑)。
  君たちはゼミ一期生だ。これからもずっと忘れられない学生となるだろう。
  私のゼミに来てくれてどうもありがとう。
  また、会おう。  

   


3月23日(水) 晴れのち雨

2011-03-23 21:17:26 | Weblog

  午前9時半、大学に出かける前に、自宅から更新。小雀の写真をアップしておきます。元気でやっております。  

  午後7時半、教務室から更新。
  今日の午後、早稲田奉仕園で文化構想学部と文学部の卒業生有志による「大放談会」があった。教務の仕事の合間にちょっと顔を出す。グループに分かれてのディスカッションとその報告を聞く。ディスカッションは非常に活発で、このやり方はゼミでも使えるなと思った。報告の内容は、教員・教務主任の立場からは耳の痛い話が多かったが、「ごもっとも」「なるほど」というものばかりで、しっかりと受け止めさせていただきます。

  午後11時半、自宅から更新。
  さて、明日から4日間、下記の時間帯で、第一会議室(プレハブ校舎2F)で、学位記が渡される。学生証と交換だからお忘れなく。図書館に返却する本もね。

  3月24日(木) 11:00~15:00
  3月25日(金) 11:00~15:00
  3月26日(土)  10:00~16:00
  3月27日(日)  10:00~16:00


ここの2Fです。うっかりスロープを上らないように。


3月22日(火) 雨のち曇り

2011-03-22 23:27:04 | Weblog

  そろそろ正午。教務室から更新。
  静かだ。家を出るときに降っていた雨は、いまは上がって、教務室の窓を開けると、鳥たちのさえずりが聞こえてくる。僕らはみんな生きている・・・という歌の文句を思い出す。太陽が出たら、手のひらをかざしてみよう。

  午後4時半、教務室から更新。
  今日の昼食は「西北の風」(大隈記念タワー15F)でとった。茄子とベーコンのパスタ。実は、大地震のあった日、震災前の最後の平和な昼食をとったのがここだった。あのときは明太子のクリームパスタを食べた。それから2時間ほど後にあんなことが起こるとは・・・。震災後の最初の食事、というか口にした食べ物は、コンビニで購入したおにぎりだった。ほどなくしてパンの入手が困難になって、朝食パン派の私は困ったが、ようやくパンが街に戻ってきた。ところが、今度は牛乳やほうれん草の汚染の問題が出てきた。次から次に大変だ。震災後の日々を語るのに食べ物の視点は欠かせない。

  午後10時半、自宅から更新。
  帰宅したのは8時ちょっと前。珍しく娘がもう会社から帰っていた。 私が風呂に入ってる間に息子も大学から帰ってきたので、みんなで夕食の食卓を囲む。今日の献立は餃子と若布スープとご飯。妻がどんどん餃子を焼き、みんなでパクパク食べた。60個くらい食べた。我が家は餃子が大好物なのだ。 

  最近の購入してよかった商品の話をしよう。無印良品で購入した「こすって消せるボールペン」。これまでずっとゼブラ社の「SARASA」(0.5)を愛用してきた。ゲルインクで書き味がいいのだが、難点が2つあった。1つはインクの減りが早いこと。よく使用するからというだけではなく、インクが蒸発しやすいのだ(だから店で売っているときはペン先に小さな丸いゴムが付いている)。もう1つは書き損じたときに修正テープか修正液を使わないとならないこと(それをいつもポケットい入れておかなくてはならない)。しかし、この「こすって消せるボールペン」はそうした弱点がない。しかも書き味はゲルインクペンに近くて、小さく、くっきりとした文字を書ける。1本157円。青、赤、緑を2セット購入。すでに1セット持っているのでこれで3セット。書斎の机の上、仕事場(教務室)の机の上、鞄の中、3箇所に常備。

  もう1つ、やはり無印良品で購入した「2通りにたためる折りたたみ傘」。折りたたみ傘は鞄に入れて携帯できて便利なのだが、いったん使用してしまうと、中途半端な状態で手にぶらぶら持っていなくてはならないのが(とくに電車の中で)不便である。この「2通りにたためる折りたたみ傘」は、使用した後に折りたたまないでカバーの中に入れられるので、電車や屋内に持ち込んでも周りにを濡らさないので快適である。今日、初めて使ってみて、その使い勝手のよさに大いに満足した。1980円。