午前0を回って、明日が今日になったばかり。自宅から更新。
卒業式が中止になり、本来であれば、卒業生ひとりひとりの名前を呼びながら、ひとりひとりの顔を見ながら、手渡すはずであった学位記は、学生証と引き換えに事務的に配布されることになった。しかし、それだけではいかにも味気ない。学担主任の和田先生と相談して、先生方から卒業生への「一言メッセージ」を頂戴して、それを冊子にして学位記と一緒に渡すというのはどうだろう、ということになった。浦野学術院長に電話をしてOKをもらう。さっそく専任の先生全員に依頼のメールを出す。急なお願いで恐縮ですが、よろしくお願いします。
「いまを生きる」というモードに入ると、すぐに思い浮かぶのが谷川俊太郎の「生きる」という詩だ。
生きる
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
午前10時になろうとしてる。自宅から更新。
今日と明日の二日間は、休養と墓参りにあてる。
最近、こころがけていること。
冷静であること。
イライラしたとしても、周囲の人にそれをぶつけないこと。
ぶつけてしまったときは、「すまん」「ごめんなさい」「失礼しました」と謝ること。
深呼吸をする、空を見上げる、コーヒーを飲みに出かける、誰かと無駄話をする、日誌を付ける、風呂に入る、眠る、鎮痛剤を飲む、たいていそれでイライラは解消する。
感謝する気持ちをもつこと。そしてその気持ちを言葉にすること。
笑いを忘れないこと。笑い、笑わすこと。
日常的なことをおざなりにしないこと。たとえば、昼食の時間はしっかり確保すること。
季節の変化を感じること。味わうこと。天候や、草花や、旬の食材や、街をゆく女性の装い。
家族と話をすること。
メールへの返信は忘れずに。
寸暇を惜しんで本を読むこと。
音楽のある生活。
自分で判断できることは自分で判断して、てきぱき行動すること。
言い換えれば、他者の判断が必要かどうかをしっかり見極めて、独断で行動しないこと。
悲観しないこと。なんとかなるだろうと思うこと。ただし、人任せにしないこと。
あなたの手のぬくみ。いのちということ。ありゃ?