フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月14日(水) 晴れ

2012-11-15 02:15:31 | Weblog

  8時、起床。ホタテの炊き込みご飯、小松菜の味噌汁、冷麦茶の朝食。

   朝食をとりながら「朝ドラ」を観る。といってもNHKの朝の連続ドラマではない。録画してある『ゴーイング・マイホーム』である。録画したTVドラマをいつ観るかは、曜日やドラマの内容によって異なるが、『ゴーイング・マイホーム』のような自分の生き方を問い直す内容のドラマは、ゆっくりと朝食をとりながら観るのに適している。朝食自体は15分もあればすんでしまうのだが、その後の30分ほどの時間を、お茶を飲みながら、日誌を付けながら、観るのである。食後の休憩というものは昼食や夕食にはあるが、朝食にはない場合が多いのではなかろうか。でも、私は朝食後の休憩はあった方がよいと思う。一日が本格的にスタートする前に生活(人生)について考える時間があるというのはよいことだと思う。昨日のブログで書いた、「ライフスタイルとしての途中下車」が生活空間の再編成であるとすれば、「ライフスタイルとしての朝ドラ」は生活時間の再編成であるといえる(言うまでもないが、この場合、TVドラマである必要はない。別の何かでもよいのである)。どちらも労働(空間・時間)中心の生活構造(モダン・ライフ)の見直しということである。出勤時間との関係で朝食後の休憩なんてとっていられないというのが実情であろうが、その分少しばかり早起きすればよいのである。

  お昼に家を出て、大学へ。

  神楽坂で途中下車して、「SKIPA」で昼食をとる。定食とチャイを注文する。私のほかに客は女性が2人(それぞれ1人客)いたが、2人とも食事をしながらケータイをいじっている。食後のお茶を飲みながらであればよいが、食事中にケータイをいじるのはエレガントではない。2人とも見かけが美しい方なのに残念なことである。


食後のチャイを飲みながら、授業で取り上げる本に目を通す。

  「亀井堂」と「梅花亭」でお八つを仕入れてから、大学へ。立冬あたりで一時停止していた寒冷化が再起動したようである。

  今日は4時半から現代人間論系の教室会議がある。それまで研究室で本を読む。授業のない日の研究室は落ち着く。


本日のお八つはみたらし団子


教室会議の始まる前に会議が長くなった場合を考えて、「亀井堂」のチョココロネと紅茶で腹ごしらえ。

  教室会議が終わったのは6時半過ぎ。大学を出たのは7時。

  8時、帰宅。今日から使い始めた歩数計の今日一日の歩行数は7000歩ほどだった(家の中ではカウントしていない)。目安である1万歩まで3000歩足りない。でも、今日一日で感触がつかめたので、1万歩自体はそんなに難しいとは思われない。しかしジムでのトレーニングと比べると消費カロリーはきわめて少ない。

  野田首相が大博打を打って、サッカーの日本代表がオマーンに辛勝した。

  松本で購入して、数日使ったマフラーは、結局、娘にあげることになった。


11月13日(火) 晴れ

2012-11-14 01:29:30 | Weblog

  8時、起床。ホタテの炊き込みご飯、肉団子と筍と白菜としめじの汁、冷麦茶の朝食。今日はしっかり食べる。

  昼から大学へ。

  3限は選択基礎演習。今日からグループ発表が始まる。

  3限と4限の間の休み時間にミルクホールで買ってきた抹茶コロネを食べる。はじめて食べたがけっこういける。今日はこれで昼食をすませる。

  4限は演習「ケーススタディの方法」。

  授業が終って、研究室に日生のMさんが来て、保険の契約をする。

  松本で購入した版画が届いた。梱包をほどいてみる。ギャラリーでみたときよりも大きな作品である。デスクの前の壁に掛けようと思う。

   大学からの帰り道、同僚の長谷先生と一緒になる。長谷先生は月曜日に大学に来るとき、日本橋で途中下車して、「たいめんけん」で昼食をとって、「丸善」をのぞくのが楽しみであるそうだ。私が水曜日に大学に出るとき、神楽坂で途中下車して、「SKIPA」で昼食をとって、「亀井堂」や「梅花亭」でおやつを買うのが楽しみであるのと似ている。「ライフスタイルとしての途中下車」と名付けてよいのではないだろうか。土曜の朝にやっている「ぶらり途中下車の旅」というTV番組があるが、あれは休日の散歩のスタイルである。こちらは出勤途中というのがミソで、平日におけるワークライフバランスの一形態である。ちなみに長谷先生は「たいめんけん」では麺類を食べることが多いそうである、私が昼食にとんかつやら鰻やらを食べているのが(ブログをご覧になっていて)うらやましいそうである。もちろんこれは懐具合の問題ではなくて、胃袋の大きさの問題としてである。


11月12日(月) 晴れ

2012-11-13 09:09:33 | Weblog

  9時半、起床。オムレツ、トースト、紅茶の朝食。

   月曜は授業がない。なので大学には出かけない。妻や母は「今日は休み」と思っているが、大学に出ないだけで休みではない。この辺の感覚はなかなかわかってもらえない。大学だけが仕事の場ではないのである。以前は、妻に「今日は休み」と聞かれると、その都度、「大学には行かないけれど、休みではない」と訂正していたのだが、最近は一々訂正するのも面倒で、「はい」と答えている。

  午後、散歩に出る。昨日の雨をたっぷりと吸ったカラフルな石畳が徐々に乾いて斑模様になっている。

  「テラス・ドルチェ」で昼食をとる。スパゲッティ・ミートソースを注文。コーヒーは食後に。持参した明日の演習のテキストを切りのいいところまで読む。

 

 

  一端、家に戻って、メールへの返信などを書いてから、ジムへ出かける。筋トレ2セットと有酸素運動(クロストレーナー)40分。480キロカロリーを消費。

  TSUTAYAに寄って、明日の演習のグループ発表で取り上げられる予定のエヴァンゲリオン劇場版『Air/まごころを、君に』(2007年)を借りて、深夜、観る。ああ、以前、TVで観たことがあるなと、観初めてから気づく。少なくとも「Air」(第25話)の方は間違いなく観ている。「まごころを、君に」(第26話)の方は観たことがあるような、ないような、記憶があいまいである。最後の場面のアスカの言葉「気持ち悪い」は、他者(シンジ)の拒絶のようにもとれるし、(反語的な表現を用いつつ)受容のようにもとれる。両義性のある言葉だ。物語全体としても同様で、破滅的結末のようでもあり、新生のようでもある。・・・と、ここまで書いて、いま、思いついたのだが、アスカの「気持ち悪い」という言葉は、『新世紀エヴァンゲリオン』という作品全体に対する作り手の(おそらくは世間の評価のある部分を織り込んだ)自己言及的な感想だったのではなかろうか。


11月11日(日) 曇りのち雨

2012-11-12 11:01:04 | Weblog

  7時半、起床。トースト(バター&夏みかんジャム)、紅茶の朝食。昨夜、モツ鍋を食べ過ぎた感があるので、軽めの朝食。

  今日は曇り日。まだ太陽の輪郭はわかるが、これから天気はしだいに悪くなっていく。


木枯らしや東京の日のありどころ  芥川龍之介

  午後、散歩に出る。まだ雨は降り出していないが、ショルダーバッグには傘を入れていく。

  下丸子の「喜楽亭」に昼食を食べに行く。3週間ぶりである。一口に「馴染みの店」といっても、行く頻度には違いがある。最近は、週に一度は行くというのは「maruharu」、「五郎八」、「SKIPA」、2・3週間に一度というのが、「喜楽亭」、「たかはし」、「メルシー」、「早稲田軒」、「メーヤウ」、「ごんべえ」、「フェニックス」、「テラス・ドルチェ」、月に一度が「すず金」、「鈴文」、「天味」といったところだろうか。これ、ほぼ料理のカロリーの高さを反映している。高カロリーの店ほど間隔が空く。いまあげた店の中に「カフェ・ゴトー」が入っていないのは、「カフェ・ゴトー」には一人で行くことはないので(社交ないしもてなしの空間)、不定期なのである。

   いつものように客は私一人。いつものようにご主人とおしゃべりをしながらの食事。

 
「喜楽亭」の壁の蔦が赤く色づいている


チキンカツ定食(750円)。この店の人気ランキング第一位だ。


「もらいものですけどよかったら」と食後の甘味をいただく。銀座「松涛」のお饅頭。

  「喜楽亭」を出て、隣駅の武蔵新田まで食後の散歩をして(15分もかからない)、コーヒーを飲みに「manoa cafe」という初めてのカフェに入る。金魚屋さんの向かいに出来た新しい店だ。入ってから気づいたのだが、店内にはキッズコーナーが設けられており、小さな子ども連れの女性たちを意識した作りの店である。場違いなところに入ってしまったのかと思ったが、時間帯のせいだろう、子ども連れの客はおらず、どこかの大学生3人がソファーでゼミの相談をしていた。彼らが出て行ってからは私一人になり、カフェオレを飲みながら、先週末の旅行の写真の整理をした。

  BGMで流れていた「桜坂」のカヴァー曲がなかなかよかった。女性の歌手で、アップテンポにアレンジして軽快に歌っていた。店の人に歌手は誰なのか尋ねたら、「J-POPカヴァー伝説」というCDに収められている曲の1つで、CDが手元にないので歌手の名前はわからないとのことだった。帰りに蒲田のTSUTAYAで探したら、U-keyという名前の歌手だった(さっそくレンタルして、いま、そのCDをBGMにしながらブログを書いている)。

  店を出るときは雨になっていた。


武蔵新田の商店街といえばこの金魚屋さんである。

旅は、出かける前、旅行中、帰ってきてから、三度楽しめる。


11月10日(土) 晴れ

2012-11-11 11:45:23 | Weblog

  7時半、起床。オムレツ、ポテトサラダ、バタートースト、紅茶、蜜柑の朝食。週末、とくに土曜日の朝食は平日の朝食よりもきちんとしたものを食べたくなる。 

  昼から散歩に出る。銀座に出かける。明日は天気が崩れるそうなので、出かけるなら今日だ。

  「竹葉亭」で昼食。入口でテーブル席か畳席かを聞かれるが、いつも畳席を希望する。畳席自体が好きというよりも、テーブル席=一階・地階、畳席=二階であるためだ。窓の外を眺めながら、ゆったりした気分で食べたいのだ。駅弁の楽しみに似ている。

  いつも鯛茶漬けなので、今日は鮪茶漬けを注文した。鯛茶漬けより少し安い。鮨の鮪の漬け(醤油+味醂+酒)のようなものを想像していたが、鯛茶漬けと同じ胡麻だれだった。茶漬けにはこの方が合っているということだろうか。最初から茶漬けにしないで、まず鮪でご飯を食べ、次に鮪茶漬け、そして漬物の茶漬けで〆る。デザートに柚子シャーベットを注文。うん、美味しかった。

  歩行者天国を伊東屋まで歩く。銀座を歩くのはやはり晴天の日がいい。 

 

 

  伊東屋でカレンダー、手帳、その他の小物を購入。私が銀座で買物をするのはたいてい伊東屋だ。高島屋とか三越とか、まして英国屋とかで買物をすることはない。人生に一度くらい(背筋がしゃんと伸びている間に)英国屋でスーツを作ってみたいものだが、英国屋に行くためには、まず英国屋に行くためのきちんとした仕立ての服を作らないとならないような気がする。お金があれば行けるという場所ではない。怖い場所である。

  9階のティーラウンジで一服。ロイヤルミルクティーを注文し、いま購入したばかりのカレンダーを眺める。壁掛け用も卓上用もイラストレーターの米津祐介のデザインで、動物や身近な物を味わい深く描いている。毎日眺めていて飽きがこないというのがカレンダーのデザインの肝心なところだ。

   伊東屋を出たのは3時半頃。有楽町駅まで歩く。 

  帰宅して、メールのチェックなどをしてから、ジムへ。筋トレ2セットと有酸素運動40分。480キロカロリーを消費。身体が慣れてきたのか、筋トレも有酸素運動もそれほど苦しくなかった。11月末の目標体重は10月末の体重のマイナス2キロである。ジムからの帰り、ドラッグストアーでオムロンの「歩数計」を購入。「万歩計」というのは登録商標(ヤマサ)で、普通名詞は「歩数計」であることを知った。「宅急便」(クロネコヤマト)と「宅配便」の関係と同じである。