フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月26日(土) 曇り

2024-10-27 10:58:21 | Weblog

8時半、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

食事をしながら『ア・ターブル ノスタルジックな休日』(録画)を観る。週末の朝に相応しい番組。

昨日のブログを書きながら、竜王戦第3局(二日目)の中継をアメバTVで観る。玉頭戦(互いの玉の上部が戦場になっている)である。失着が即敗着につながりかねない緊張感がある。

後手(佐々木)が9二銀とと金を取った手に対し、先手(藤井)が7五角と歩を取った。勝負手である。「7五同金は同銀と進出させるので、ないでしょう。8三歩と打つか、8三銀と上がるか、このまま昼食休憩に入るのではないでしょうか」と解説者はいった。

しかし、佐々木は小考で同金と角を取り、同銀に、8四歩とバタバタと進んだ。AIの形勢判断は互角だ。

12時に家を出る。今日は「正岡先生を偲ぶ会」がある。3時からだが準備があるので、早めに出る。

軽食付きの会だが、司会を務めるので食べている時間はないだろう。研究室でおにぎりを食べる。

対局は昼食休憩中。私が家を出た後に、昼食休憩に入るまでの30分ほどの間に玉頭の攻防があり、それが一段落したように見える。形勢はやはり互角だ。

偲ぶ会の会場は大隈講堂横のビルの15階にある「森の風」。

今回の偲ぶ会は一文の社会学専修の3年次の先生の調査実習に参加した学生(卒業生)が中心。当時のスライドを流しながら、各代の人たち(70代半ばのかたから40代前半の方まで)が次々の前に出て、マイクを持って、当時の思い出を語った。

準備にはそれなりの時間がかかった偲ぶ会であったが、始めればあっという間の2時間であった。

会場は6時からの次の会が入っているので、30分ほどで片づけを済ませて、外に出る。

参加者たちは二次会のある代もあるようである。私は研究室に戻る。

途中の鯛焼き屋で鯛焼きを一尾買う。

ホッt一息。

局面は藤井の優勢になっていた(途中経過はわからない)。

藤井の5四角打ちが好手だったようで、後手は長考の末、8三銀と上がって7二金に紐を付けた(7二角成には同銀とするため)。形勢はますます藤井優勢に傾いた。

後手の8三銀に藤井はすぐに7五桂と打った。「すぐに打つんですねぇ」と解説者が唸った。難しい局面で、当然、藤井が考えると思っていたようである。藤井はすでに読み切っているのである。

小腹が減ったので、ミニワンタンメンを食べる。

後手は7五金と桂馬をとった。一瞬、先手玉に8七歩成の詰めろがかかったが、同歩と金を取れば詰めろは消える。

しかし、藤井は金はとらず、7二角成と後手玉を詰ましに行った。

佐々木はここで投了した。7番勝負はこれで藤井の2勝1敗。佐々木にとっては次の一番がまた正念場となった。

局後のインタビューに答えて、佐々木は「こちらがいいと思える局面もあったと思うが、気が付いたときにはこちらが悪くなっていた」と語ったのが印象的だった。藤井の終盤力(詰みを読み切る力)が棋士たちの中で一頭抜け出ていることは誰もが認めるところである。

6時半過ぎに大学をでる。

帰宅して、コンビニで買った「アイスの実」を食べた。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。今夜はぐっすり眠れるだろう。


10月25日(金) 曇り

2024-10-26 11:14:32 | Weblog

8時、起床。

毎朝の体重測定。昨日より400グラム減っていた。+-100グラムは誤差の範囲だが、-400グラムは明らかに昨日の昼食が軽かったことの効果である。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

今日の朝ドラ。結が舞台に立ってパラパラを踊った。「楽しい」と感じられたことが大きい。

昨日のブログを書く。

午後からの授業の準備をして、11時前に家を出る。このところ雨模様の毎日。

金曜日は対面授業の日。昼過ぎから夕方までずっと教室である。

地下鉄の駅を上がったところのファミマで買ったサンドウィッチを研究室で食べる。重くはないが、軽いともいえないかな。

今日は竜王戦第3局一日目。後手の佐々木が「ダイレクト向かい飛車」と呼ばれる戦法で来た。第2局を完勝して1勝1敗のタイに戻した気持ちの余裕が感じられる。AIによるこの時点の形勢判断は五分。

3限は演習「現代人と孤独」。私が書いた論文「清水幾太郎における孤独と社交」を教材用に編集したものをテキストに、清水の回想的文章の中に出て来る「孤独」を「社会関係の消失」「仲間外れ」「孤高」の3つのタイプに分類し、孤独からの救済あるいは癒しとしてのスモール・グループでの「社交」の必要についてディスカッション。学生たちには事前にテキストを渡し、フォーラムに感想を書き込んでおくことを課題としたが、大切なことは、他の学生たちの投稿に目をとおしておくことである。それが一方的発話ではなく、ディスカッションの条件であるからだ。演習というのは、単に発表の場ではなく、ディスカッションができるようになるためのレッスンの場である。

4限(+5限に延長)はゼミ。今日は2名がゼミ論の中間報告。

 現代人とソロ活

 ホストに「ハマる」理由

授業を終えて、研究室に戻って来る。

後手の佐々木が(おそらく封じ手になるであろう)次の一手を考えている。

これが封じ手の局面。藤井の9六歩に対し、同歩とするのが一番自然であるが、その後の展開があれこれある。

金曜日の夕食は外食。早稲田では食べず(まだお腹が減っていなかった)、蒲田に帰って来る。駅前の提灯はハロウィン仕様(?)なのかしら。

「ちよだ鮨」で握り鮨をテイクアウト。

帰宅してTVドラマを見ながら食べることにしたのである。妻は冷蔵庫に残っていたカレーで済ませたそうである。

軽めの夕食といっていいのかな。

デザートは鳩サブレ―。『ザ・トラベルナース』第2話(録画)を観ながら。

明日の「正岡先生を偲ぶ会」の進行表を確認しながら、自分が担当の司会の準備。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。


10月24日(木) 薄曇り

2024-10-25 10:28:13 | Weblog

8時半、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

本日の朝ドラ。糸島フェスティバルで仲間とパラパラダンスを披露する結。楽しんで踊ること。ギャルに開眼したようである。それにしてもよく短期間でマスターしたものである(笑)。

昨日のブログを書く。

論文に目を通す。

昼食は「本の庭」に食べに行く。家を出る前に電話をして、パニーニの取り置きをお願いした。なんと、最後の一人前だったそうだ。木曜日は営業期間(木~日)のスタートで、新作のパニーニが一番出る日なのだそうだ。

パニーニとホットレモネード。

今週のパニーニはメカジキのコンフィ、いぶりがっこのタルタルソース、玉ねぎのレモンソテー、キュウリ。

サンドウィッチの利点の一つは片手で食べられることだが(もう一方の手で作業ができる)、具沢山のパニーニは両手でちゃんと持って食べないと具がこぼれ落ちる。口に運ぶときは作業の手を休める。

店には1時間ほど滞在した。オーナーの方が膝を怪我されたそうで、今日はお店に出ていらっしゃらなかった。どうぞお大事になさってください。私も、怪我というほどでないが、左脚の甲のところをちょっと痛めて、体重の乗せ方に気を付けて歩かなくてはならない。

蒲田に戻り、駅の側の区役所へ行く。

日曜日は法事で出かけるので、期日前投票をする。

区役所の一階にある「カフェ・コスモ」。

ドリンクが安い。

ドリンクの中では一番高いクリームソーダ(430円)を注文。それでも一般のカフェなら700円くらいはするご時世である。窓際のカウンター席に座って、作業の続き。

帰宅して、夕方まで作業。

夕食は豚肉の青椒肉絲風、キノコの煮物、玉子と野菜のスープ、ごはん。

私は昼食の時間が遅くなりがちなので、夕食のときにお腹が減っていないことがよくあるのだが、今日は軽めの昼食だったので、ちゃんと空腹感があった。昼食を軽めにすることの利点はほかにも二つある。食事の後に眠くならない(作業に支障がない)こととダイエット効果だ。もう一つ、食費の節約というのもあげたいところだが、軽めの食事だからといって必ずしも安く上がるわけではない。外食は基本的にお金のかかるものである。

食事をしながら『放課後カルテ』第2話(録画)を観る。

一服して作業の続き。木曜日の夜は明日の授業(演習とゼミ)の準備もあるので、忙しい。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。


10月23日(水) 曇り、時々小雨

2024-10-24 11:39:47 | Weblog

8時15分、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

朝刊に俳優の稲垣美穂子さんの訃報が載っていた。86歳。いろいろなTVドラマで気品のあるご婦人役を演じておられ、印象に残っている。

『マダム』1968年10月号の表紙。このとき私は14歳(中学2年)で、稲垣さんは16歳上だから30歳だった。当時の婦人雑誌の表紙を飾るのは映画界出身の女性たちが多かった印象がある。こういうお母さんが参観日に来てくれたらなぁ・・・と思ったかどうかは覚えていない。

元大関旭国の訃報も載っていた。77歳。もっと上の方かと思っていた。体は大きくなかったが、足腰がしっかりしていて、いかにも相撲取りらしい力士であった。

お二人のご冥福をお祈りします。

竹内まりやの10年ぶりのアルバムの全面広告。いま、彼女は夫の山下達郎のラジオ番組『サンデー・ソングブック』に3週連続(10月13日、20日、27日)で出演して、全18曲を流しながら収録の舞台裏の話をしている。これがなかなか面白い。彼女は私より1つ年下だが、早生まれなので学年は同じである。全国ツアーもするそうで、頑張るなぁ。さらに10年後もアルバムを出したりして・・・。

昨日のブログを書く。

だんだん空模様が怪しくなってきた。

ベランダの洗濯物を室内に移して、ファンの風を当てる。

妻からLINE。

2時近くなって、昼食を食べに「吉岡家」へ行く。

まだランチタイムだったんで、ランチセットから選ぼう。

もり蕎麦+目玉焼き+ごはん(軽めにすると30円引き)。

もり蕎麦はハーフサイズ。最初に蕎麦を食べる。

目玉焼きはいつも半熟でお願いする。

ごはんにのせて半熟食べる。醤油をかけてもよし、麺つゆをかけてもよし。目玉は2つあるので、途中で「追い目玉」ができるのがいい。

家を出るとき、「きりん珈琲」に電話をして、焙煎をお願いしたので、それを受け取りに行く。

今月の10日で開店5周年を迎えた。

ほうじ茶あん蜜+ハス茶にジャズミン。

高齢のご婦人がお一人で来られて、飲み物を注文し、しばらくして、「お腹が減って来ちゃった。何か食べるものを注文しようかしら」と厚焼き玉子サンドを注文した。「でも、全部は食べられそうにないから、半分にしてください。もちろん代金は全部払いますから」と言った。しかし、厚焼き玉子サンドをハーフでというのは作る方としては難しいだろう。私は「半分は私が引きうけましょうか」と言いたかったが、ランチ+あん蜜で、お腹に隙間はなかった。ご婦人はハーフサイズの厚焼き玉子も全部は食べきれなかった様子だった。これからの超高齢社会時代、飲食店も若者や壮年を対象にした「大盛無料」「ごはん食べ放題」路線の一方で、「ハーフサイズ」路線も本腰を入れて取り組むべきだろう。

焙煎を頼んだ豆と、5周年記念グッズのハンドタオル。

帰宅して早速豆を挽いて珈琲を淹れる。

挽きたての珈琲の香りに惹かれているのだろうか。

あっ、そっちね。

夕食は豚肉生姜焼き、明太子、味噌汁、ごはん。

食事をしながら『ライオンの隠れ家』第2話(録画)を観る。

デザートは柿。

本日はレビューシートの締切日。大量にチェック。

現代人間の主任の宮田先生を通して事務所から最終講義についてのアンケートが届いた。ここ5年間で身に着けたオンデマンド授業の要領でやりたいと思っているのだが、どうだろう。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。


10月22日(火) 曇り

2024-10-23 12:28:26 | Weblog

8時15分、起床。

チャイをベランダに出してやる(出してくれるものだとチャイも思っている)。

小さい頃はバカなので、物理的法則について理解しておらず、「手すりの向こう側」に行こうとするので、側で見ていないとならなかったが、いまはもうそういうことはしなくなった。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

今朝の朝ドラ。久しぶりにふらっと実家に顔を出した姉に抑えていた思いをぶちまけて、家を飛び出し、港で泣き崩れる結。その姿に見入るチャイ。

昨日のブログを書く。

オンデマンド授業の原稿に手を入れる。

2時を回った頃、昼食を「ホンズ・キッチン」に食べに行く。

今日は何を食べようか。

平日限定のウィークデーセット(税込み950円)

ハーフサイズのフォー(レモングラスチキン)

ハーフサイズのパイン三―(チャーシュー)。

普通のハーフサイズセットだと生春巻きが一本つくのだが、ウィークデイセットでは海藻のゼリー。カロリー軽めである。

火曜日のスタッフはクウィンさんだが、先週は整形外科にいくのでお休みだった。右腕の筋の痛みはだいぶよいそうである。それはよかった。

「大学は忙しいですか」と彼女から聞かれた。彼女は日本に来た当初、大学へ入りたかったのだが(実際、その機会はあった)、お金を稼ぎたかったので、働くことを選んだ。その後、早くに結婚し、三児の母になり、お迎えの時間まで働く毎日だが、「ママ友」はいても、「大学時代の友人」というのがいなことを淋しく思うそうである。いつも明るい彼女だが、そういうことを思っているとは知らなかった。

帰宅すると、チャイは一階のチェアーでお昼寝タイムだった。

『老いのかたち』の残りページが少なくなったので、鳩サブレ―を食べながら、読み終える。

 昨今、元気な老人はいくらでも見出せる。また元気でない老人もいくらでもいる。しかしそれとは別に、では風格の備わった品位のあるいかにも老人らしい老人はどこにいるのか、と見廻しても、その対象者を発見するのは簡単ではない。
 老人の理想像を求めるわけではない。無理にそれを作りだそうとすると、観念的になったり妙に禁欲的になったりして面白くない。
 そうではなく、日常生活の中でいかにもオジイサンらしい男性、オバアサンらしい女性にはどうしたら出会えるのか、老いの種子が育ち、老いの果実が静かに稔ったような老人はどこにいきているのか。
 おそらくなんでもない所に、ごく当たり前の顔をしてそんな老人は黙って生きているのだろう。あまり目立たないから、道を歩いていても、電車に乗っていても誰も気がつかないのかもしれない。車内の優先席を譲られれば礼を言って腰をおろし、立ってくれた人にもう一度くらい頭を下げるかもしれない。
 そのあたりまではこちらも真似出来たとしても、品位とか風格とかを備えた「老人らしさ」には容易に手が届かない。老人らしい老人になるのは難しい。(「品位ある老人、どこにいる」より)

 われわれはみな役者で、日常生活の中で、「大学生」や「会社員」や「母親」や「夫」などの社会的役割を演じている。個人とは役割の複合体である。「老人」もそうした役割の一つなのだが、いま例に挙げたような役割と違って、特定の所属集団(舞台)と対応しているわけではない。それはかろうじて他の役割と結合することで―「老親」とか「老店主」とか「老教授」とか―具体的な演技を担保されている。しかし、老年期はそれまで所有していた社会的役割を失っていく時期なので、しだいに具体的な役割から遊離した「老人一般」というカテゴリーでの演技を求められるようになる。しかし伝統的な「老人モデル」(著者の言葉でいえば「老いのかたち」)が崩れてしまった現代では、その演技がなかなか難しいのである。「老優」という言葉から私がまっさきに連想するのは「笠智衆」だが、それはもはや一種の高嶺の花である。

夕食前にオンデマンド授業の収録。

夕食は秋刀魚の塩焼き。「今日のサンマは極太よ」と妻が言った。確かに最近の鉛筆みたいな秋刀魚とは違う。でも、以前はこれが普通の秋刀魚だったよね。

秋刀魚に気を取られてご飯や味噌汁の入った構図の写真を撮るのを忘れてしまった。

食事をしながら『モンスター』第2話(録画)を観る。主人公(趣里)がアイドルの振りを完コピして踊っている姿は『ブギウギ』を髣髴とさせた。これは継続視聴決定である。

デザートは柿。

『それぞれの孤独のグルメ』第3話(録画)も観る。今回のゲストは看護師役の板谷由夏。夜勤明けの焼き肉、なかなかよかった。

オンデマンド授業の収録をもう1本。Moodleの動画機能の不具合は解消された。新しバージョンだと「ダッシュボード」の使い途がわからない。「マイコ―ス」だけで足りているように思う。何か誤解しているのかもしれないが、あと半年で退職なので新機能について知らなくても不自由はないでろう。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。