8時半、起床。
チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。
食事をしながら『ア・ターブル ノスタルジックな休日』(録画)を観る。週末の朝に相応しい番組。
昨日のブログを書きながら、竜王戦第3局(二日目)の中継をアメバTVで観る。玉頭戦(互いの玉の上部が戦場になっている)である。失着が即敗着につながりかねない緊張感がある。
後手(佐々木)が9二銀とと金を取った手に対し、先手(藤井)が7五角と歩を取った。勝負手である。「7五同金は同銀と進出させるので、ないでしょう。8三歩と打つか、8三銀と上がるか、このまま昼食休憩に入るのではないでしょうか」と解説者はいった。
しかし、佐々木は小考で同金と角を取り、同銀に、8四歩とバタバタと進んだ。AIの形勢判断は互角だ。
12時に家を出る。今日は「正岡先生を偲ぶ会」がある。3時からだが準備があるので、早めに出る。
軽食付きの会だが、司会を務めるので食べている時間はないだろう。研究室でおにぎりを食べる。
対局は昼食休憩中。私が家を出た後に、昼食休憩に入るまでの30分ほどの間に玉頭の攻防があり、それが一段落したように見える。形勢はやはり互角だ。
偲ぶ会の会場は大隈講堂横のビルの15階にある「森の風」。
今回の偲ぶ会は一文の社会学専修の3年次の先生の調査実習に参加した学生(卒業生)が中心。当時のスライドを流しながら、各代の人たち(70代半ばのかたから40代前半の方まで)が次々の前に出て、マイクを持って、当時の思い出を語った。
準備にはそれなりの時間がかかった偲ぶ会であったが、始めればあっという間の2時間であった。
会場は6時からの次の会が入っているので、30分ほどで片づけを済ませて、外に出る。
参加者たちは二次会のある代もあるようである。私は研究室に戻る。
途中の鯛焼き屋で鯛焼きを一尾買う。
ホッt一息。
局面は藤井の優勢になっていた(途中経過はわからない)。
藤井の5四角打ちが好手だったようで、後手は長考の末、8三銀と上がって7二金に紐を付けた(7二角成には同銀とするため)。形勢はますます藤井優勢に傾いた。
後手の8三銀に藤井はすぐに7五桂と打った。「すぐに打つんですねぇ」と解説者が唸った。難しい局面で、当然、藤井が考えると思っていたようである。藤井はすでに読み切っているのである。
小腹が減ったので、ミニワンタンメンを食べる。
後手は7五金と桂馬をとった。一瞬、先手玉に8七歩成の詰めろがかかったが、同歩と金を取れば詰めろは消える。
しかし、藤井は金はとらず、7二角成と後手玉を詰ましに行った。
佐々木はここで投了した。7番勝負はこれで藤井の2勝1敗。佐々木にとっては次の一番がまた正念場となった。
局後のインタビューに答えて、佐々木は「こちらがいいと思える局面もあったと思うが、気が付いたときにはこちらが悪くなっていた」と語ったのが印象的だった。藤井の終盤力(詰みを読み切る力)が棋士たちの中で一頭抜け出ていることは誰もが認めるところである。
6時半過ぎに大学をでる。
帰宅して、コンビニで買った「アイスの実」を食べた。
風呂から出て、今日の日記を付ける。
1時半、就寝。今夜はぐっすり眠れるだろう。