昨夜(12/24)のNHKの放送で、エコー・ロケーションというものを取り上げていた。これは、目の不自由な人が口からチッチというクリック音というものを出して反射音で周囲の物や人の位置を確認する特殊な能力で、現在全米で30人ほどの人がこの能力を身につけているとのことだった。
実は、アトランタを代表する12弦ギターのブルースマン、ブラインド・ウィリー・マクテル(Blind Willie Mctell,1901-1959)がこの能力を身につけていたと言われている。以前資料を読んでいた時に、マクテルは盲目でありながら街の案内をし、口から高い音を出すことによって人がわずかに動いただけでも位置の変化を知ることが出来た、という話があった。その時は半信半疑で、セールストークではないかと思っていた。エコー・ロケーションという言葉自体は最近のものだろうが、実際にその様な特殊な能力を身につけている人がいることは驚きであり、マクテルがエコー・ロケーションが出来た事を証明する事実でもあった。人の能力は限りないものであることを、あらためて思い知らされた。
さて、いつの間にか今年も残りわずかになった。今年は、日本のみならず世界的にも自然災害の多い年だった。そして、それに伴う原子力発電所の大きな事故。技術者や官僚が、いかに無責任極まりない連中か厭というほど感じされられた年でもあった。来年度、国の予算の半分は国債などの借金で賄われる。支出の半分が借金なんて、一般市民の感覚からは考えられない。
高度にデジタル化された社会の中で、量的な世界が重視されすぎて質的な世界が軽んじられた結果の混迷のような気がするが、どうだろう。
新たな年は、安心して暮らせるよう新たな取り組みを進めたいものである。
実は、アトランタを代表する12弦ギターのブルースマン、ブラインド・ウィリー・マクテル(Blind Willie Mctell,1901-1959)がこの能力を身につけていたと言われている。以前資料を読んでいた時に、マクテルは盲目でありながら街の案内をし、口から高い音を出すことによって人がわずかに動いただけでも位置の変化を知ることが出来た、という話があった。その時は半信半疑で、セールストークではないかと思っていた。エコー・ロケーションという言葉自体は最近のものだろうが、実際にその様な特殊な能力を身につけている人がいることは驚きであり、マクテルがエコー・ロケーションが出来た事を証明する事実でもあった。人の能力は限りないものであることを、あらためて思い知らされた。
さて、いつの間にか今年も残りわずかになった。今年は、日本のみならず世界的にも自然災害の多い年だった。そして、それに伴う原子力発電所の大きな事故。技術者や官僚が、いかに無責任極まりない連中か厭というほど感じされられた年でもあった。来年度、国の予算の半分は国債などの借金で賄われる。支出の半分が借金なんて、一般市民の感覚からは考えられない。
高度にデジタル化された社会の中で、量的な世界が重視されすぎて質的な世界が軽んじられた結果の混迷のような気がするが、どうだろう。
新たな年は、安心して暮らせるよう新たな取り組みを進めたいものである。