文化逍遥。

良質な文化の紹介。

年末

2012年12月16日 | 日記・エッセイ・コラム
今年も残すところあと半月になった。
今年は首都圏も寒さが厳しい年末となっているが、今朝は風が少しあたたかい。
政治の世界は混迷が続いているが、きょうの総選挙・都知事選以降はどうなる事か。
いいかげんに人気取りは止めて、着実な政治を行う内閣が出来ればと個人的には思っているのだが・・・民意は流れやすい。結局、政治家も「国民の皆さま」に翻弄されているのかもしれない。

先週は、訃報が二件。
12/10に小沢昭一氏。83歳だった。大衆芸能の研究では抜きんでていたし、氏自身も芸能家だったことは意味が大きい。放送大学で客員教授を務めていた頃、わたしもテレビでの授業をたまに見ていた。誰もいない教室に入ってきて、「起立!礼!着席!」と言っておもむろにカメラに向かって話を始めた姿が印象的だった。合掌。
翌11日にはラヴィ・シャンカル氏。世界的なシタール奏者。カリフォルニアで92歳で亡くなった。今でもインド音楽の奥深さはそれほど認識されているとは思えないが、氏がいなければ一部の研究者が知るのみだったように思う。功績は小さくない。御冥福を祈りたい。


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