先週20日(木)夜にNHK・FMで放送されたシギスヴァルト・クイケンの無伴奏チェロは素晴らしかった。
今年の夏、2014/7/6横浜青葉区にある「フィリア・ホール」でのライブ録音で、使われた楽器は普通のチェロではなくヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという横に構えるものだという。
バッハの無伴奏チェロ組曲というと、音が見事に交差してゆく幾何学的な美しさを持っている一方で、どこか冷たい感じのする楽曲という印象もある。ところがこの日のクイケンの復元古楽器での演奏では、ところどころに無駄な倍音が出ているものの暖かみがあり、音に血の通った温もりを感じさせてくれるものだった。無伴奏チェロ組曲の1・3・6番が演奏され、後半ではさすがに疲れが出ているようだったが、今年70歳という年齢を感じさせない演奏は「お見事」というほかない。
それにしても、クラッシック音楽で曲調を表すのに「イロハ」を使うのはいい加減やめたらどうだろう。
「ト長調」ではなく「G」でいいではないか。「嬰ハ短調」なんて言われて分かる人がいるのかねえ・・・わたしなどは頭の中で「うーんと、C♯mか」と英語に直してからやっと理解している。わざわざ訳のわからない古い訳語を使うのは無益に近い。
今年の夏、2014/7/6横浜青葉区にある「フィリア・ホール」でのライブ録音で、使われた楽器は普通のチェロではなくヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという横に構えるものだという。
バッハの無伴奏チェロ組曲というと、音が見事に交差してゆく幾何学的な美しさを持っている一方で、どこか冷たい感じのする楽曲という印象もある。ところがこの日のクイケンの復元古楽器での演奏では、ところどころに無駄な倍音が出ているものの暖かみがあり、音に血の通った温もりを感じさせてくれるものだった。無伴奏チェロ組曲の1・3・6番が演奏され、後半ではさすがに疲れが出ているようだったが、今年70歳という年齢を感じさせない演奏は「お見事」というほかない。
それにしても、クラッシック音楽で曲調を表すのに「イロハ」を使うのはいい加減やめたらどうだろう。
「ト長調」ではなく「G」でいいではないか。「嬰ハ短調」なんて言われて分かる人がいるのかねえ・・・わたしなどは頭の中で「うーんと、C♯mか」と英語に直してからやっと理解している。わざわざ訳のわからない古い訳語を使うのは無益に近い。