洋の東西を問わず好きな映画を一本選ぶとすれば、わたしは迷わずこの『無法松の一生』を選ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1e/63/cd52baa06d2e0570c0e901ef8849e66e_s.jpg)
1943年制作のこの映画は、戦前に官憲から、戦後にはGHQから、2度の検閲により作品の切断つまりはカットを余儀なくされている。が、それでも映画そのものの「力」は失われていない。日常生活の奥にある豊かさを静かに表現し、観終わったあとに余韻が残る。
わたしは、この作品を映画館を含めて10回は観たが、そのたびにアングルが変わって見える。「こんな角度からの映像があったかなあ」と、観るたびに感じて飽きることがない。それだけの時間をかけて撮影されているのだろう。
撮影は宮川一夫、脚本は伊丹万作。いずれも、後の時代のお手本となった人たちだ。映画のバイブルとも言える作品。
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1943年制作のこの映画は、戦前に官憲から、戦後にはGHQから、2度の検閲により作品の切断つまりはカットを余儀なくされている。が、それでも映画そのものの「力」は失われていない。日常生活の奥にある豊かさを静かに表現し、観終わったあとに余韻が残る。
わたしは、この作品を映画館を含めて10回は観たが、そのたびにアングルが変わって見える。「こんな角度からの映像があったかなあ」と、観るたびに感じて飽きることがない。それだけの時間をかけて撮影されているのだろう。
撮影は宮川一夫、脚本は伊丹万作。いずれも、後の時代のお手本となった人たちだ。映画のバイブルとも言える作品。