文化逍遥。

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MRI

2015年01月22日 | 日記・エッセイ・コラム
 21日に腰のMRI検査を受けてきた。25分ほどで終わる検査だったが、けっこう音がうるさいし圧迫感もあり、長く感じて少し気分が悪くなった。

 以前、もう10年以上前になるが、脳神経外科を訪ねて母の脳のMRI検査を受けようとした事があった。その時は、母の腰がかなり曲がっていて結局受けられなかったのだが、すでに認知症の症状が出ていた母はおそらく検査中にパニックになっていたように思う。自分が何をされているか理解できなければ、機械の中で騒音を聞かされて耐えられなくなるのはむしろ自然なことだろう。その母も昨年亡くなった。今は、腰の曲がった母の為に家の各所に付けた「手すり」が母のいた頃を思い出させている。と、先月までは思っていたが、早くも自分が腰痛で手すりに頼る身になってしまった。特に、トイレや風呂場では手すりに頼ることが多い。元気な頃にやるべきことをやっておいて良かった、とは思う。が、こんなに早くその時が来るとは思わなかった。

 まあ、それはそれとして、検査結果はやはり椎間板ヘルニアだった。背骨の4番目の軟骨が出ていて、一番痛みが出るところらしい。「あとひと月、まあ2月いっぱいくらいは無理をせずにリハビリを受けるように」との指示。悪化すると、最悪おしっこが出なくなったりする排尿障害に至ることもあるという。多くは自然に引っ込むらしいが、どうしても改善しなければ手術になる。そうならないために、当面は痛み止めの湿布薬と筋弛緩剤を使いつつリハビリに通い、家ではストレッチをして、おとなしくしていることにしよう。

 それにしても、MRIの画像の鮮明さには驚いた。検査自体には多少辛いものがあったにせよ、出てきた画像はすばらしい。
わずかな磁力の変化を鮮明な画像に変えるとは、すごいことを考え付く人がいるものだ。聞くところによると、世界中のMRI総数の半分は日本にあるらしい。わたしの通っている病院も大規模な総合病院ではなく、どちらかと言うと町の整形外科だ。そういう規模の病院でMRI検査が受けられるのは恵まれたことなのだ。

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