文化逍遥。

良質な文化の紹介。

梅一輪

2015年02月25日 | 日記・エッセイ・コラム
このところの暖かさで、我が家の梅もほころび始めた。



狭い庭だが、40年近く毎年花を咲かせている。幹の中が大分空洞になってきているので、かわいそうだがそろそろ切る必要があるかもしれない。花のあとは、葉が生い茂り、実をつける。秋になれば、葉を落とす。自然の循環の中で、夏には日陰を作り、冬には日が当たる。毛虫の対策や、落ち葉の処理など手はかかるが、電気エネルギーを必要としないクリーンで快適な環境を作ってくれる。


 このところ、図書館で『かげろうの家』(共同通信社刊)という本を借りて読んでいた。
1989年初頭に東京の下町で起きた女子高生監禁致死事件の加害者達の生い立ちを追ったルポルタージュだ。読了後、しばし呆然となるほど重さを感じた。こんな事が起きてはならないはずなのだが、その後も類似の事件が後を絶たない。というか、むしろ増加していいるようだ・・・などと考えていたら、先週20日川崎で少年が多摩川の河川敷で殺害される事件が起こった。詳細は明らかになっていないが、何らかのトラブルに巻き込まれた可能性が強いらしい。子供の心が荒れないように大人たちは周囲に気を配らなければならないはずなのだが・・・ささやかな事でも自分に出来ることをやっていきたいものである。

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