文化逍遥。

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9弦ギター

2018年12月15日 | ギター
 このところ、ギルドの12弦ギターの弦を3本減らして9弦にしたもので練習している。





 4・5・6コースの高音側を外してある。12弦ギター特有の響きはかなり失われるが、こうすることで必要以上の音の拡散が無くなり、音のコントロールも容易になる。わたしはオープンチューニングも使うので、ノーマルからオープンへ移行するのもかなり楽になる。ブルースマンの中にも、ビッグ・ジョー・ウィリアムスという人が9弦に改造したギターを使っている。

 このギルドのF-212という12弦ギター、低音弦側にビビリが出るようになったので、購入したカワセ楽器に持って行って先月調整してもらった。その際、現在の弦高が6弦で3.5ミリ、1弦側で2.5ミリほどあり、さすがに高いのでなんとかもう0.5ミリほどそれぞれ低く出来ないか訊いてみた。が、ブリッジ及びサドルに余裕が無く簡単には出来ないという。ネックをリセットして角度を替え、ブリッジを削れば可能なのだが、10万円位はかかるという。それは、きつい。10万出すなら、適当な他の中古ギターでも探して買うことも出来るしなあ。

 このギターは1970年代の制作と思われるが、その頃はストロークで弾くことが多く、今のようにピックアップを付けてアンプから音を出す方法も無かった。つまり、弦高を高くして音量を確保することが求められていた時代だったのだ。仕方がないが、低い弦高が嫌いな私でも、さすがに3.5ミリは辛い。ボトルネック奏法では高い方がいいのだが、指で弾きこなせなければどうにもならない。弦を細めにするとか、その他自分なりに工夫して弾きこなせるように練習して、来年はこれを使ってライブをやりたい。

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