久しぶりにCDを買った。B.Bキングの初期録音集『Complete Recordings 1949-1962』。6枚組で、全168曲を収録。60~70年ほど前の録音で、著作権が切れている為か2000円程で買えた。レーベルはENLIGHTMENTになっているが、イギリスで編集されたものらしい。こういうものがネットで簡単に手に入る時代になり、ありがたさが半分、面白みが薄れたのが半分。
さて、わたしが地元のブルース・セッションに参加させてもらって1年になる。セッションとなると、やはりモダン・ブルースが中心になる。そうなると、必然的にB.Bキングの曲を演奏する人が多い。わたしのように、カントリー系のブルースを中心に演奏してきた者にとっては、馴染みの薄い曲も多く戸惑うこともある。具体的には、コード進行やリズムに、カントリー・ブルースには無いものも多いのだ。
そこで、B.Bキングの初期録音を聴いて、セッションの時に参考にしよう、というわけだ。しかし、聴いてみて感じたのは、やはりルーツはカントリーブルースやゴスペルだ、ということだった。実際、「これは、あの曲を元にして作りかえている・・」と感じる曲も少なくない。その意味では、キングは、伝統的な曲からインスピレーションを得て新たな曲を構成し、それを別の次元に移し替えて自分のものにしてゆく、天才、と云えるだろう。
彼は子供の頃、ミシシッピーのElkhorn Baptist Churchという教会の合唱団(Gospel Choir)に属して歌っていた、とCD解説にある。やはり、キングのヴォーカルのルーツはゴスペル・クワイアーだった。個人的には、これら初期のモダン・ケント(レコード・レーベルの名前)時代、と云われる録音が気に入っている。
B.Bキングは、2015年に90歳を前に亡くなった。晩年は糖尿病を患い、それに伴なう合併症に苦しんだようだ。ジャケットの写真の様な若い頃の体型を維持していれば・・とも思うが・・。
さて、わたしが地元のブルース・セッションに参加させてもらって1年になる。セッションとなると、やはりモダン・ブルースが中心になる。そうなると、必然的にB.Bキングの曲を演奏する人が多い。わたしのように、カントリー系のブルースを中心に演奏してきた者にとっては、馴染みの薄い曲も多く戸惑うこともある。具体的には、コード進行やリズムに、カントリー・ブルースには無いものも多いのだ。
そこで、B.Bキングの初期録音を聴いて、セッションの時に参考にしよう、というわけだ。しかし、聴いてみて感じたのは、やはりルーツはカントリーブルースやゴスペルだ、ということだった。実際、「これは、あの曲を元にして作りかえている・・」と感じる曲も少なくない。その意味では、キングは、伝統的な曲からインスピレーションを得て新たな曲を構成し、それを別の次元に移し替えて自分のものにしてゆく、天才、と云えるだろう。
彼は子供の頃、ミシシッピーのElkhorn Baptist Churchという教会の合唱団(Gospel Choir)に属して歌っていた、とCD解説にある。やはり、キングのヴォーカルのルーツはゴスペル・クワイアーだった。個人的には、これら初期のモダン・ケント(レコード・レーベルの名前)時代、と云われる録音が気に入っている。
B.Bキングは、2015年に90歳を前に亡くなった。晩年は糖尿病を患い、それに伴なう合併症に苦しんだようだ。ジャケットの写真の様な若い頃の体型を維持していれば・・とも思うが・・。