11/18(月)、神保町岩波ホールにて。2時半からの上映で観客は40人ほどだった。監督は、メヘルダート・オスコウイ。イランの少女更生施設に保護されている少女達を追い、時に監督がインタビューする、という形式のドキュメンタリー作品で、当然ながら言語はペルシャ語。
カメラは、少女更生施設の内部に終始する76分の作品。施設での撮影許可が下りるまで7年かかった、とリーフレットにある。英題は『Starless Dreams』になっている。直訳すると「星も見えない闇夜の夢」となる。叔父に3年間性的暴行を受け続けたという少女の一人が、インタビューを受けた中で「将来の夢は?」と訊かれ「死ぬこと」と答える。おそらく、英題はそれを念頭に置いているように思われる。
重い作品だったが、見るべき価値は高い。ペルシャ以来の歴史と文化もあり、資源の豊かな土地の中で、貧困にあえぎ薬物や売春や窃盗に走る少女達が少なからずいる現実を突き付けた佳作と言えよう。ただ、できれば少女達の家族などが暮らしている環境など、塀の外での映像も見たかった。
カメラは、少女更生施設の内部に終始する76分の作品。施設での撮影許可が下りるまで7年かかった、とリーフレットにある。英題は『Starless Dreams』になっている。直訳すると「星も見えない闇夜の夢」となる。叔父に3年間性的暴行を受け続けたという少女の一人が、インタビューを受けた中で「将来の夢は?」と訊かれ「死ぬこと」と答える。おそらく、英題はそれを念頭に置いているように思われる。
重い作品だったが、見るべき価値は高い。ペルシャ以来の歴史と文化もあり、資源の豊かな土地の中で、貧困にあえぎ薬物や売春や窃盗に走る少女達が少なからずいる現実を突き付けた佳作と言えよう。ただ、できれば少女達の家族などが暮らしている環境など、塀の外での映像も見たかった。