King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ファイナル GM3 レイカーズ対セルティックス

2010年06月09日 21時20分37秒 | バスケ
2010/06/08

   1   2   3   4   T
LAL  26  26  15  24  91
BOS  17  23  21  23  84

Arena: TD Garden, Boston, MA
Officials: #43 Dan Crawford, #15 Bennett Salvatore,
#55 Bill Kennedy
Attendance: 18624
Duration: 2:43

最初こそ、KGにボールを入れてリードしたものの、
じわじわと詰められるとレイカーズが中外から
多角的に点を取ってくるのに比べ、セルティックスは
見るからに窮屈な攻め方を繰り返し、やがて足の止まった
重たい攻め方になります。

つまりは、明確な攻め手を失ったのです。

今までの反省から、インサイドで負けていた事を
なかった事にするために徹底的にKGを使うという
形に解決を求めました。

それはそれでいいと思いますが、なぜこうもこちらを
立てればあちらが立たずになってしまうのでしょうか。

セルティックスのオフェンスが崩壊し、足の止まった
形になり、ここまで落ちないだろうというほど他の選手
の得点が止まります。

レイアレンの決まらなさは異常です。

そしてエースピアースもエースらしくない何かリミッター
が掛かったような形です。

何かを避けているのか何を見せようとしているのか
まったく持ってわからない形です。

レイカーズは、KGのワンノンワンをつぶせず、あれだけ
決まっていたブロックも目立たなくなり、どちらかというと
ハーフの展開ばかりが目をひくようになります。

膠着し出したゲームにディフェンスの変化や選手の起用で
突破口をつくるでもなく、KGで勝負して他の選手はお休み
でコービーはディフェンスも相変わらずよくてリバウンドも
とりに行くし、バイナムが使えなくなってきてもオドムで
しのいでやはりオフェンス力と総合力でレイカーズかと
思わせる試合でした。

ビックスリーが揃って活躍というのはとっておくので
しょうか。

二年前のジェットコースターのような点差の入れ替わる
激しいゲームから見るともうお互いデータは揃っている
という事なのでしょう。

そんなぶつかり合いの中、意地を見せてくれる選手が
いるもんですが、この試合ではフィッシャーでした。

試合を決めるスリーを決めて渋い存在感を示すとか
守りで貢献というのが今までのスタイルでしたが、
したたかさというか彼の淡々としたプレーで静かに
勝負がついたという感じです。

拮抗したゲームにタフなシュートを決める選手が
いるもんですが、地味なところを全て淡々とこなし
なおかつ自分の求められるものとやるべき事を心得て
いてやりぬく姿がすばらしいのです。

セルティックスのこちらが立てばあちらが立たず的な
ちぐはぐな形をファンはどうみるでしょう。

シーズンは長いから一試合はKGに花を持たせてその
勢いで後半連勝とでも思ったのでしょうか。

地味な男に全て持っていかれてしまうような危機感を
感じました。

まあこのまま終わりはしないでしょうが。
コメント
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