King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ジャスミンだと思っていた人

2019年06月27日 09時51分10秒 | 珈琲

また月末になり色々と資金手当てやら支払いやらの時期になり、それに来月の

季節のブレンドの構想も重ねていくという重要な時間もあり、だんだん梅雨の空は

また重く感じるのでした。

 

昨日のカラッとして暑い日から今にも降りそうな梅雨空になり、朝から注文をこなしますが、

なにかいつものような感じでなく、普段より空気も重く感じたりします。

 

都内での諸々の用事をこなした疲れもあるのか、直ぐに仕事にかかる気にならず、少しテレビなど

眺めたり、ネットの内容をみたりして、それでも消えない疲れをまた改めて感じるだけで

すっきりしません。まあこんな時こそ珈琲タイムと珈琲を飲み出ししばしまったりします。

 

昨日来店のお客様でいつものように季節の話と珈琲でテイカカズラに話が及ぶと初めて私同様

ジャスミンだと思っていたという方が現れなんだかとてもうれしくなったのでした。

今の時期ならどこに何が咲いているとかそんなことを知り楽しんでいるのは自分だけと思って

いましたが、普通に散歩と町を楽しんでいるのは私だけではないというのもうれしいことです。

 

テイカカズラとはあの藤原定家でと由来を知るのも万葉集と令和に有間皇子の話など徒然に

続いていくことがあの街角から出ているという事が面白くそれも共有できるということに

また魅力が増してくるのでした。人と人のつながりも街のつながりも不思議な縁があるものです。

 

今秩父では突拍子もないアトラクションを作ったりしていますが、もっと人とその思いを紡ぐような

形にしないといけないのではと思います。例えば粘菌とか真菌とかは森に行けば出会えます。

ですが、秩父の森に行き粘菌を見てみようという人が現在どれくらいいるでしょうか。

ただ、今の食文化とか日本食のすばらしさがつとに言われる現在これは重要なことで、味噌醤油酒

など全て微生物が関連して作られています。冷蔵庫もなく安全な食をどう保つかという知恵が

この微生物による変化だったのです。そんなことは現代人は関心もなく、それでも健康長寿には

執着し、テレビで何が良いと聞けばその食品が次の日スーパーの棚からなくなるという事を

繰り返しています。しかし、何を食べるなんてことより遺伝と環境により人の病気は既に

未来にどんな病気になりどんな生害になるという事まで解ってきています。そんな時に人間に

寄生している微生物の種類とか組成により健康長寿も変わってくると最近は解ってきています。

 

そういう事と人と人のかかわりとか微生物の果たす役割とか地域にいる微生物とかトータルで

面白く見せたら秩父の森に単細胞生物を見るブームが生まれるかもしれません。

 

しかし、マスコミで紹介される有名すぎる店というのは一度は訪れたいのでずっと

それは増え続けるというのが私の中ではあります。秩父でも最近ラーメンやら豚ドン

やわらじカツの店で行列が見られ名物だとか決して近づくまいと心に誓うのですが、

今までやってない体験ということならその行列に挑むのもまたいいのかもしれません。

私の増え続ける懸念のひとつを減らすべく一昨日のお昼は神田のカレーボンディに挑みました。

 

結論から書きますが、1480円は高いし、味は秩父のカレー屋さんで美味しいところはあります。

これは完全に失敗の部類で名声と行列が如何に当てにならないかの証明になっただけです。

 

しかし、神田カレーはまた他の店を選んで挑戦してみようという気持ちに変わりなく、都内

出張の楽しみのひとつとして今後もあらゆる店を試してみるでしょう。

コメント
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