ABC予想再び

最近当店を訪れたお客様で野点をするのにふさわしい豆が欲しいという方がいました。そうかと思えばキャンプに来てそこて飲む珈琲を買う方もいます。暑くて汗ばむような日もあれば寒くてくしゃみが出る日もあるわけですが、そんなときにも珈琲の温もりが癒してくれます。さて、先日のNHKのABC予想の完全版をみてみたらやはりABC予想の説明やどんな問題かは明らかにさられず、解ったかのような気にさせる不等式が明示されるだけで、その後どんな発想や構造で証明に及んだかの説明もお座なりで、ただ他の人の証明に対する取り組みは具体的でした。間違っていることを証明しようと不等式でのABCをひたすらコンピューターで計算した人の話や二つの星で対応する数字のイラストでの説明がありますが、これもまったく宇宙際タイヒミュラーの説明になってないのです。それででてきたのが枯山水の妙心寺です。苔寺も今回もでてきましたが、それより回数や解説的にも重要な扱いででてきました。抜群な頭脳で難問を解決したのに世界が納得せず数学会からも疎まれているような状況に付随する諸問題が次々に証明され世界も無視できなくなると予想してのことなのか、この間前場が作られた意味やなぜABC予想なのかということもまた考え込んでしまう放送でした。