King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ケニアとスペシャルティ

2022年09月05日 11時57分36秒 | 珈琲
相変わらず曇り空でじっとりとした日々です。夜走りに出るといつも途中で雨になり途中で引き返そうかと思ったりします。そんな時いやまだだと思わせるくすぶりに息を吹き掛けどうにかコースを完走します。特に最近一番短くて平坦なキヤノン金仙寺コースが完走率が悪く、わざわざ秩父神社から横瀬方面に上ったりします。299号を坂氷りまで上り高篠方面へ左折。ロウソンを右折して横瀬大橋をわたり横瀬グランドから山田旧キヤノン工場から高篠中、信号から大野原へ向かいます。以前はこのまままっすぐセメント工場入り口から農工まで走りましたが最近は消防署から左折して国道に出て愛宕神社から大野原旧道に入り相生の信号から自宅に帰ります。かつてはこのコースでも飲み屋やホルモン屋等の明かりがありランナーもたまに会いましたが最近は誰にも会わず店の明かりもないという廃墟状態です。こうなると星の明かりとか花の香りとかに意識が刺激されつかれたときにかぐ季節のはなばなに癒されるのです。昨日は所々今までの白粉花に加え金木犀の香りにまた季節が進んだことを知ります。長い距離を走ったり長時間心拍を上げて運動することにより得られる境地とか心地を存分に味わい何かを切り開いて進んでいるようなそんな毎日で移り行く季節と珈琲の味に何かを盛り込んで焼いているような気がします。やっと手に入れたケニアの豆は南米によくあるスペシャルティに外観はよく似たブルボン系の姿で味もそんなかなと思う反面やはり生なかではない複雑さを持っていて十分に持ち味を出すには最初の水抜や蒸らしを素早く確実に行い更にチャフ飛ばしから高熱を存分に与えて釜の熱を保つ注意が必要で季節を知り豆の状態に気を通わす心配りができて豆が歌うようにハゼだし膨らませることができます。ただこのまま開放したり追い込むように熱を上げてれば味は単調なもので本来のものになりません。この辺にあの走っていて達せられる精神的境地やら感覚が共通していかされてると感じるものがあります。それも日頃珈琲を味わい与えられる境地を知りどんな味の世界が繰り広げられるか日々の季節のうつろいと共に自分の精神世界にいかに響くものがあるかと問いかけ得られた感覚があるから焼き方に工夫をし豆の全ての実力と世界を引き出そうと思うのです。ブラジルのサントスNO2が値上がりを続けなんでもない普通のブラジルが簡単に味わえなくなってしまった今、日常使いの豆には非常に苦慮しますがユーザーの方々にはそんな心配やら憂慮の声はなくサントスじゃなきゃダメという声も少なく私が提供する変化と対処を楽しんでいる方の方が多くまだまだどうなっていくのか先がわからない感じです。そんな中で円相場は140円台になり、世界はインフレ物価高にあえぐニュースに溢れています。昨日吉田に行くときロードレースのため迂回させられいつもと違う道を行き風景の違いや変わってしまった町並みをみてこんな山の中の秘境のようになっていたのかと愕然とするような印象でした。市内では観光客の行列やら新しい店の賑わいなどを目にしていても手前の皆野町の商店街などがなくなり町並みが一変していることを考えると何か今手を打たないとという気になるのでした。最近で来た店などが値段設定やサービスをみると地元の人用の店ではなく観光客向けなのをみて一過性の対症療法のような感じを受けます。丁度ケニアとブラジルの豆と同じ感じです。
コメント
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