King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

唯一無二そして至高の味に

2018年10月05日 14時07分01秒 | 珈琲

昨日から始まったサブフォーシーズン2は、

また新たな挑戦者と監督とコーチは同じで始まりました。

挑戦者の三人は最初の三キロの走りを見る限り、前回の三人より

走力がありそうです。外見も見るからに運動神経のよさそうな

スポーティな感じがして素人のランニング挑戦番組の感じでは

ありません。

しかし、こういうあまり注目度の高くない体験型番組の主役に

選ばれる人はやはり芸能人として売れている人というよりあまり

知られていない人の方が多く、またはまるで別ジャンルという人で

いかにも真剣に素人がチャレンジしたという演出になっているのかと

思います。

前回の人たちが皆達成できてなくてもそれでも最後のレースの状況に

釘づけにされたのはそんな素人のチャレンジにも人間ドラマを感じ

自分もサブフォーにチャレンジすべきかという疑問を抱くからでしょう。

実際にはサブフォーを達成しても何も報酬や褒賞はなく一流ランナーと

認められるでもありません。でも走る以上は達成したいと思う人は多く

いるというものです。

前回は全員失敗したわけですが、それでもおおむね好タイムとして番組では

捕らえており、私の感想としてはあんな程度の練習量で達成できてしまうのかと

毎日10K走る意味を改めて考えてしまうのでした。

さて、先日ある秩父のラーメン屋の前にできた行列にびっくりして調べてみると

ある口コミサイトに書き込まれていたコメントに原因があるらしいと推測され

ました。

それが唯一無二にして至高の味です。

最初一目見てすぐゆうに事欠いて書けばよいとばかりに繰り出した言葉なのだろうと

まああきれてしまったわけです。

今まで自身のとってきた行動とかネットの話題とかもう二度と有名観光地などで

観光地とかご当地グルメの誘いに乗って行列などには参加しないことと心に決める

のでした。

蚤虱馬の尿する枕もと

ネットで見かける旅行記からはかけ離れた芭蕉の句からは非日常のワクワク感と

ライブ感が漂いほとばしります。

美しい部屋やアメニティ、そしてウェルカムスィ―ツに風呂にベットの写真を載せ

何々リゾートが手掛けたにしては期待外れだとかサービスがちょっとずれてるとか

勝手なコメントをみると現代人の貧困が際立ちます。

自分が受けたサービスを写真を撮りネットにさらすという行為がさも自分の価値を

飾るものと信じて行う人々とそれが宣伝になるからとネットに載せるのを喜ぶ店。

どちらも心の貧しさを露呈しているようで芭蕉の歌が現代でも残るのに対して今の

このネットの情報とそれを信じて行動する人々が残すものとはと考えるとうら寂しい

感じがしてくるのみです。

今日も雨模様でまた一層人肌が恋しいそんな時期、やはり人々は温もりを求めて

珈琲でもと思うこの頃。

いつもにも増して試飲の時間が長くなる秋です。

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『紫萩』からにじむもの

2018年10月04日 12時08分19秒 | 珈琲

久しぶりにランモードで走れた昨日の夜。

そのきっかけは昔の日記を読んで影森までの

コースを毎日35分台で走っていたことを読んだからです。

つまりこれは今のコースでいうと影森駅入り口の信号から自宅

までの最後のラップを17分台で走っていたことになります。

最近は膝が痛いとか腰が痛いとか腹痛などいくつも理由が付けられ

20分近くかかっているのです。

 

なんと情けないと感じて昨日走る前から少しでもランモードに

したいと走るマインドを上げていたのです。

K5分で走ろうと6分で走ろうと別に大局に差はなく、もともと

これにこだわる理由とはサブ4でマラソン初挑戦にしてそのサブ4を

達成するという目標が最初あったからです。

いつかは走ろうと思ったマラソンも秩父のミューズパークチャレンジロードレース

から加須こいのぼりマラソンと続いて走り、次の年にフルマラソンも走るつもりで

した。

 

どうせ走るならは四時間を切りたいという目標があったのですが、ハーフではこの

目標を達成しており単純に二倍してフルも可能と思っていたものの走り切る

目途が付いたらエントリーしようと思ってそのままになっています。

そもそもその前にトレーニングで30キロ走を計画するのですが、それを

気持ちよく実行するコースが秩父にはないことも原因となり、30K走った

事もなくいきなり、フルマラソンに挑戦もあまりに無謀な気がしてそのまま

になっているのです。

 

ところが、先日まで放送されていたBS日テレランニングエンターテイメント

サブフォーなる番組では三か月ほどのトレーニングでサブフォーを目指すという

もので、三人の女性タレントが目指すのですが、女優、アナウンサー、プロスケーター

と職業は様々、年齢も二十代から三十代とばらばらでラン歴もみんなフル完走経験は

あるもののその時には5時間以上という人たちでトレーニングも毎日走る人はなく、

最長も西湖で20Kしか走っていないという内容で最高の人が四時間4分ほどでほぼ

達成というものでした。

マラソンの本には月間350K以上の練習が必要と出ています。それから見ると随分

少ない練習で挑戦したことになります。この番組はそんな練習でよいのかとはらはらと

見ている人と自身の経験との差を重ねる人が多くいたはずで、先月末には駆け込みで

終わりになったので物足りなく思った人も多かったと思います。というのは挑戦した

大会は函館で7月のはじめでした。番組では結果をすぐ放送したのですが、その後

9月末まで練習の様子を流し、最後のフルマラソンのレースの様子はなかなかやらず

やっと見られたと思ったら二話連続で一遍に流すという駆け込み的な放送でした。

そんな扱いになったのもサッカーか野球の放送が影響したか台風かなにかだったはずで

マラソンファンはこの番組をみてレースでのドラマとか完走する意義とか改めて感じた

のではないでしょうか。こんな素人のマラソンにどれだけの視聴者がいたのかと疑問に

思いますが私と同じように面白く感じた人がよほど多かったらしく、すぐに続編が始まり

ました。

 

挑戦者は皆サブフォーに失敗したのです。にもかかわらず、再度また人を変えてやる意義とは

そんな疑問を感じるよりまたやるんだという興味の方が強く私も感じるのですからそんなサブフォーと

いう魅力というか関門にどれだけの意味があるのか。私もそれを目標にしてまだ未達成なわけで

人生においてまだ挑んでみる目標があるという事に何か特別な意味を感じます。

 

そんなわけで久しぶりにランモードで走ってみるという行動になり、可能性を感じたりして

常に何かに挑む姿勢が毎日の焙煎とか仕事に関係していると感じるのでした。

珈琲豆を焼くという単純な作業に決しておざなりにしない、終わりのない挑戦であり、常に

飲んでいただく人に感動を味わっていただくという目標に今の季節を感じこの季節に飲み感じていただく

心地を見極めその味を再現し体験していただくそんな瞬間のためにいつも心を砕き何を仕入れ何を焼き

どう焼いたらと工夫して考え続けます。それは皆あなたの一杯のためにです。

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ギフトパッケージに思いを詰めて

2018年10月03日 16時45分20秒 | 珈琲

すっかり秋らしい感じになった晴れた空に

そろそろ温泉とか行きたいと思うこの頃です。

昔はよく活躍してくれたカイオムが昨日の本庶さん

の影響かストップ高となり、今日も上がるものと

思われたけれど見事にはずれかつての主役復活とは

なりませんでした。

 

そもそも、カイオムは小野製薬とは小野薬品と新規抗体作製

などで追加業務委受託契約を締結したことを材料としたものの

それが経営にどう影響するかは調査中ということで全く今回は

ご祝儀的に上がったとしか思えず、昔の名前が出てきて力んだ方は

ご苦労様でした。


昔の主役から今のテーマを考えたら間違いなく、AIでしょう。


しかし、昔のバイオが論文が出たと言っては上がったり、新たな

投資をしたとか研究施設を作ったとか目に見える材料で上がったのに

対して、AIの会社はもともとのガタイも小さいうえに形を作る会社で

ないので株価も何を尺度にしていいのか悩んでいるようです。


さて、今日はまた舞い込んだギフト詰め合わせの制作に追われひとりで

焙煎から詰め合わせまで背中が痛くなるような作業に追われました。

背中や腰が痛くなる作業もお客様の顔を思い浮かべ思いを伝えること

に思いを致すとこの目の前の香りが送り主から受け手にと伝わることを

考えるだけで痛みも軽くなる気がします。


丁度季節としてはなしやらブドウや栗といった実りの季節であり、

秋の祭りの時季にもあたり、人に贈り物をするという人の思いも

特別なものがあると思います。


今朝のワイドショーでフェデラーのインタビューで未だに現役であり、

トップ選手であり続けているということに驚きを感じてしまいました。

ひざを故障しそれでプレッシャーとか期待を感じなくなり楽にプレーする

ことになり、またトロフィーを獲得することになったという話をなんとも

ないことのように淡々と語り、今私の感じている膝痛もそんななんともないことで

また普通に走れるようになるのかとも思ったりしました。

やるべきことをやるそんな淡々としたことですべて解決するのかもしれません。


 

 

 

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ガヨマウンテン焼きました。

2018年10月02日 11時22分17秒 | 珈琲

内閣改造人事をみてあちこちから悲鳴のような感想が

漏れる朝です。

そんなひどい人だったらなぜ入閣させるのかと自然と疑問にも

思いますが、これが現政権なのでしょう。

つまり、選挙に功績や政権に貢献があった人には褒賞として地位を

与えるという結果揃った人たちが世間からは不評で、とりわけポスト

未定という言葉に皆さん反応していたようです。

 

身近なところでは柴山昌彦氏が入閣と批判される人たちの中では触れる

人のいないひっそりとした人事でした。しかし、私が所沢で仕事をしている

頃公募により当選した人で顔なじみがあります。地元の人からもコメントとしては

町内会に餅つきに来てた人とか、イルミネーション点灯式に来てた人程度の

反応しかありません。


でも概ねすねに傷を持ったような感じの人ばかりであるのは間違いないし、

そんな人しかいないのかという気も強くする顔ぶれではあります。

やろうとしているのが誰も望んでいない憲法改正だったり、消費税引き上げも

上げた分をもう財政再建でなく選挙に役立つ子育て保育無料などに使うとしている

だけにこの政権に期待する人は少ないのでしょう。


それなのに安倍一強などと言われ最長の政権となっていることは政治離れがすすみ

隠されていることが強くなっていると思われます。


台風が去りさわやかな風の吹き抜ける朝に政治的な話はふさわしくなく、

良い話も少ない中、また日本人ノーベル賞受賞者が現れたというニュースは

明るい唯一の話題かもしれません。

でも、このPD-1に絡む話はかなり昔に聞いた話で、製薬されて夢の薬と話題に

なったのも4年ほど前になります。六割には効くが他は全く効かないという薬で

今更な感じもしました。


リチウムイオン電池とか日本の技術でまだノーベル賞をとっていない分野は

あり、いつとるかという期待は今後も続くのでしょう。

 

九月に涼しくなり出した今、珈琲らしい苦みがあるものをテーマに新豆を

集めたと書きましたが、この秋らしい空が広がる今は優しい感じの珈琲を

飲んでみたいと今朝はガヨマウンテンを焼きました。

 

ただ軽い感じや苦みが少ないだけでは無い味わいの深い豆でなくては、この

さわやかな天気に負けつまりません。

そんな豊かな味わいで人にあげたり、珈琲の感動を味わってもらいたいという

ギフトにもこの珈琲は人気です。

とにかく幻とか希少の豆というのが多いインドネシアにあってもこれは際立った

存在であり、味は特筆べき驚きの飲み心地です。

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今月の季節のブレンドは

2018年10月01日 10時57分38秒 | 珈琲

史上初の計画運休という事で首都圏のJRが夜八時に全面運休すると

いう台風接近の昨日の夜から一夜明け、また夏のような蒸し暑さと

なっています。

先月末のごたごたしたの月末から一転、今はチューナップ後釜も本来の

力を発揮し、快調に豆を焼き上げています。

久しぶりの都内出張など気分的にもリフレッシュでき、やはり閉じこもってばかり

いるのは色々と弊害があるなと感じました。

さて、今月のブレンドは『紫萩』です。

実りの秋にふさわしく、一面広がる黄金の稲穂の絨毯のようなイメージがいつも

この時季のテーマですが、それにふさわしい言葉がなかなか見つからずありきたりな

実りとか錦秋とか秋麗とかそんなのばかりでした。

実は先月から秋のテーマは紫だと感じていました。

それはシャキッソの衝撃的な味から始まり、それを飲んだ時感じた紫色とすみれの

花の香りと紫のイメージがずっと頭から離れません。

そして、リンドウとか桔梗とか紫の花がずっとこの秋も続くこととスミレセフテンバーラブと

いう昔の歌など。そして気になったのが萩の花です。

毎年、秩父の野山で咲くこの花は夏の暑い時期から見事に秋の訪れを

告げているのに誰にも愛でられるでもなく、気づかれもせずに咲いています。

ただ秋の七草としてテレビなどでは映像として紹介され毎年花の姿は誰しも

見ているはずです。

ただ、それは新宿御苑などに咲く白い花の事が多いのです。

知らない人や関心のない人はこれを見て萩とは白い花なんだという刷り込みが

され、秋としての色も違ったものになっていないでしょうか。

私にはいつもそんな懸念があり、今月のブレンドを『紫萩』としました。

贅沢にスベシャルティの豆を使い豊かな秋を演出しました。

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