King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

斑な地図から魔界へ

2018年10月22日 09時26分31秒 | 珈琲

今年の秋は特に深く濃く感じるこの頃。雨がぱらつき

ちっともさわやかな秋晴れとならずに雨が降る度、寒さが

増し、浅間山の初冠雪もありました。今朝はさむざむとした

晴れた朝です。

 

一昨日からのこの週末は本当に目まぐるしく色々なことがあり、

正に夢の中の出来事だったのではと思える目覚めの朝の感じです。

土曜日にはプライベート感覚な少人数のコンサートに招待され

今思い出してもニンマリしてしまうようなもしかして人生の

ランドマーク的体験だったのではと考えてしまう体験でした。

お誘いのメールでさっそく共演者のヴァイオニストを調べてみると

出しているCDが魔界のヴァイオリンという事でなんとも際物的な

怪しげな雰囲気がプンプンとしていてこれはどうなんだろうとあまり

期待していませんでした。というのもヴァイオリニストというとすぐ

枕詞に超絶技巧と付くほど曲芸的なものとしてソリストは人気と雰囲気を

持つ人が多く、人生をかけてバッハの無伴奏ソナタとパルティータを

弾き続ける人など風貌と個性は皆際立っています。それに対して魔界とは

と鼻白んで出かけたのですが、実際に聞いたものは実にびっくりでした。

この世のものとは思えないという表現は魔界に通じるもので人生をRPG的に

みると重要なアイテムを手に入れた瞬間だったのでは感じました。この感動から

すぐネットで宇和島でのライブ盤を手に入れました。これは私の好きなチャイコフスキー

のヴァイオリン協奏曲だったからです。

 

一夜明け日曜はバスケットの試合で秋リーグが始まりいつものメンバーが

集まりました。高校の体育館に集合時間に行くと四チームで二試合とこじんまり

した試合となりました。ここのところ続いている膝痛の関係で今まで無意識で

体が思うままに勝手に動いていたものに任せてプレーしていたものが色々と考えて

やらないと得点にもつながらず、自分が今何をなすべきかより明確に見えてきた

ような試合でした。

 

バスケットの試合もプレーを通しての対話のようでもあり、年齢も運動経験も

様々な人が同じプレーを通して結びついて何年も地域で交流しているという

あらためて思うのは不思議な時間だと感じるのでした。

 

週末に訪れたお客様はまた新しい秩父の発見などやグルメ情報などを

寄せてくれました。こういう情報はまた検証するという行動に結びつき

大概はがっかりすることの方が多いのですが、それでも新しいものが

生まれているという発見もあり楽しい行動です。

 

そんな週末を経て昨日届いたCD宇和島ライブ盤を聞いたところなんと

がっかりしたことか。

妙にオーケストラは間延びしたような演奏をしており、全体の鳴りも

感動的でドラマチックな曲を再生出来てない印象です。

いつも聞いているCDのベルリン交響楽団とカラヤンと比べるとあれ

と残念な印象が残りました。

 

濃厚な週末の体験はやはり夢だったのかというような魔界体験となりました。

 

こんな経験も長年経験するプレー感覚も共に私が焼く豆に集約され

味の蓄積につながっているのではといつも思います。

コメント
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