金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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現在、記事の整理中。

37:大倉崇裕 『オチケン、ピンチ!!』

2010-03-13 19:47:49 | 10 本の感想
大倉崇裕『オチケン、ピンチ!!』(理論社)
★★★★★

前巻の最後、ガラスを割った容疑で
3枚目の始末書を書く羽目に陥る岸。
始末書3枚で退学というルールのため、
オチケンの存続が危ぶまれる。
学生部の土屋に言われ、仕方なく調査をはじめた越智は
陰謀のにおいをかぎつける。

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いやー、おもしろい
1巻めですでに「おもしろい」とわかったので、
肩透かしの心配もせず安心して読める。
職場の休み時間に読んでて、
顔がにやつくのを押さえるのが大変だった。
岸と中村の行動がどんどんエスカレートしていくわ。
越智の単位も心配です。

続編希望!ということで、
売り上げに貢献すべく購入します。
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36:はらだみずき 『サッカーボーイズ』

2010-03-13 19:22:08 | 10 本の感想
はらだみずき『サッカーボーイズ 再会のグラウンド』(角川文庫)
★★★☆☆

ジュニアサッカーチーム・桜ヶ丘FCに所属する遼介は、
4・5年生と続けて学年キャプテンをつとめていたが、
6年生になってから、
キャプテンの座とレギュラーポジションを失い、
監督には怒鳴られてばかり。
チームの雰囲気が悪くなる中、監督が峰岸から木暮に代わり、
チームメイトとの関係も変わっていく。

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最初の50ページくらいが退屈すぎて、
もう途中で読むのをやめようかと思ったのだけど、
小暮が監督になったあたりから読ませる展開に。
後半はなかなかおもしろかったのだけど、
評判の割りに「すごくよかった!」という感じがないのは
文章のせいかなあ……。
著者がサッカー指導の経験者なのが影響しているのかどうか、
物語の中に「記録」が入っちゃってるんだよね。
「ここは読み飛ばしても大筋には関係ないところだな」と
わかるような、やたらと説明的な部分があって、
ストーリーの勢いをそいでしまう。
続編もあるようだけど、読むかどうかは未定。
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