野草を採取した私たちは、調理室へ向かい、その野草を使った料理を開始したのだった。
メニューはノビルとカラスノエンドウのリゾット、青菜ご飯、タンポポサラダ、カラムシのスープイタドリあつかい、野草天ぷら、よもぎだんご、野草茶となかなか豪華?メニュー。
それぞれ自分の作りたいメニューのグループへ行って調理開始。
子どもたちはよもぎだんごグループへ。
私は「ノビルとカラスノエンドウのリゾット」を作ることにした。
ノビルは根っこの小さな玉ねぎのような部分と上の花の部分を使うので早速下ごしらえ。
カラスノエンドウは小さなサヤから豆を取り出すのに皆悪戦苦闘?!
玉ねぎやベーコン、シーフード、鶏がらスープなども加え、なかなか美味しそうなリゾットが出来た。
隣のグループでは野草茶を作るのに野草を乾煎りしていた。
なんか綿毛のようなものまで入ってるんですけど・・
一体どんなお茶が・・?
これは乾煎り後の茶葉。
更に隣では天ぷらを。
小さなイワシをアオイという野草で巻いていた。
野草天ぷら盛り合わせはヨモギ、ドクダミ、ニセアカシア、ヒメジオン、セイタカアワダチソウ、トトナなど。
カラムシというネバネバ感が特徴の野草とイタドリのスープ。
豚バラやトマト、溶き卵入り。
ヨモギダンゴはヨモギの穂先をミキサーにかけてジュースにしたものを白玉粉と混ぜ、子どもたちがダンゴにした。
ヨモギ100%でこんなきれいな緑色がでるなんて!
串に刺し、きなこをふって出来上がり。
タンポポの葉やツルマンネングサにレタスやリンゴを加え、アオイの花をトッピングしたサラダ。
見た目はどれもこれも結構美味しそうに仕上がった野草料理。
旦那も子どもたちも野草なんて食べれるか!と言ってたくせに、
子どもたちは意外にもリゾットを平らげ、息子はなんとお代わり、そしてタンポポサラダを豪快に食べ、隣のおばちゃんに「エライッ!」とほめられていた・・
旦那はリゾットにセイタカアワダチソウの青菜ごはんを二杯もお代わり・・
この二人は意外とどこでも生きていけそう~
実は私は皆に隠れてほとんど食べれなかったのだ。
不気味で・・・
リゾットはもともとおかゆ嫌いなので食べれないし、このどろどろしたスープも青菜のご飯も見た目も野草100%だし・・
野草にびっしり張り付く青虫の映像が目の前にチラついたりして・・
なんとか食べれたのは天ぷらとヨモギダンゴくらいだった。
何でも食べれると思っていたのに、我ながら情けない・・