夏休みの子供連れでの無料体験イベント、今年もいろいろと応募してみたが、当たった確率は半々くらい?!
当選した中から今日は吹田市立博物館の催し「竹の葉で染めてみよう!」に参加。
草や木の皮を煮て、色を取り出し、布に染めることを草木染めといい、今回は地域に生えている竹「千里の竹」を使ってハンカチを染めた。
まず竹の葉に水を入れた鍋を沸騰させる。
ハンカチを輪ゴムや割り箸で絞る。割り箸で絞る時は屏風畳みで。
ハンカチの素材は植物性の木綿より動物性タンパク質が含まれるシルクが染まりやすいそう。
ざるで染液をこして鍋に移しハンカチを入れて約20分煮出す。
ハンカチを冷まし、好きな媒染液に15分漬ける。
媒染液の役割は染めた色を定着させることと、より濃い色や違った色に変化させるということ。
三種類の媒染液が用意されていて、明礬につけると黄色色が濃くなり、酢酸銅に漬けると青味が増し黄緑色に、木酢酸鉄に漬けると渋目の色になる。
ハンカチを取り出し、水洗い。
そして出来上がり!
これは青味が増すという酢酸銅に漬けたもの。
ほとんどの草木染めは茶色や黄土色といった地味な色になるそうだが、自然界の植物の中で緑色に染まるのは竹と他数種類のみなのだそう。
又、普通の草をしぼった時に出る緑の汁は染料ではなく葉緑素だとのこと。
みんなの作品。
赤やピンクなど様々な色に染めれるようになったのは化学染料ができたつい最近のことで、古代の人々はこんな風にして自然界の染料を利用して手をかけて物を染めてきたということで、いろいろな色のものを身につけれる人は身分の高い人であったとか。