フエの郊外には貴族たちが住んでいたという、建物と自然の庭が調和したガーデンハウスが1000軒近くもあるといわれている。
その中で観光客に見学させてくれるところや、レストランとなっているところがあり、今回はそのガーデンハウスの中でアンヒエンガーデンハウスとイータオガーデンハウスへ訪れた。
イータオガーデンハウスではフエ宮廷料理のディナーを頂くことに。
フエの宮廷料理は繊細なデコレーションがなされていて見た目も楽しめた。
門を入ったところには手入れされた庭が広がる。
オープンエアのレストランのスペース
古い調度品などが置かれている部屋を通って、席へ案内される。
庭に面した素敵な飲食スペース。
開店時間の18時にはお客は一組しかいてなかったが、この後、続々とお客がやってきて満席に。
宮廷料理のディナーは要予約で10ドルの1コースのみで子供達が食べれるか分からないので二人分を注文。
そしていきなり出てきたのが孔雀を模した揚げ春巻き。
人参の飾り切りで孔雀の顔や羽が表されていてパイナップルの胴に揚げ春巻きが突き刺さっている。
これはインパクト大!
子供達も大喜び~
生野菜派の息子は羽の人参をバリバリと食べ始めたが・・・
店員が飛んできて「人参は食べないで!」と止められた・・
そうだよなあ・・これはやっぱり使いまわしするんだろうな。
お次の野菜スープは上品な口当たり。
二人分しか頼まなかったのに、子供たちにもちゃんと小鉢で分けられていて、うれしいい心配りが。
そしてグラスにデコレーションされた蒸したエビが登場
これはフエ特製パンケーキ、と書かれていたがフエ名物のお好み焼き「バンコアイ」のよう。バインセオの小型版?ゴマだれがついていた。
そして魚のフレーク。
これは揚げ煎餅の載せて食べる。
更にこの後、グリルビーフ、大根と人参のなます添えが出てきた。
そしてハスの実ご飯、コム・セン。
蓮の葉で蓮の実と野菜、ご飯を包んで蒸した物。
きれいな蓮の花が一緒についてきたのには感激~
そしてデザートにはパイナップルと緑豆のお饅頭。
最初、一緒に出てきた花瓶は飾り?!と思っていたのだが
この突き刺さっているフルーツのようなものがお饅頭だった。
う~ん、色は毒々しいが心憎い演出だ・・
二人分の注文だったが家族四人でも十分で見た目も楽しめ、満足できる内容、そして居心地のいいレストランだった。