本野精吾邸を見学した後、バス停へ向かう途中に立命館大学の前を通りかかった。
特徴のある建物があったので、ちょっと見て行くことに。
すると、守衛室の建物を覆う布目状のいい感じのタイルを発見。
奥へ行くと、新旧の建物共に外壁が同じ布目状のタイルで覆われてた。
ぷにょさんが、こっちの建物のタイルは古いんじゃないかな?と、
新しく建て替え?建て増し?された校舎もがんばって同じ布目状のタイルを作って合わせているところ、
なかなか好感が持てる、と・・
バスに乗り、千本丸太町で下りて、ランチ場所の綾騎殿へ行く途中、続々とタイルに出会った・・
「なみえ荘」のタイルは魅惑的な深紅のタイル。
こっちはくすんだグリーンの布目タイル
この辺りは平安宮内裏跡で、平安時代に天皇や后たちの住まいがあった場所だそう。
築100年の町屋が並ぶ。
この町屋は後で行く山中油店が経営する町屋ゲストハウスになっているのだとか。
黒いタイルに個性的な面格子の家。
ふっくら厚みのあるタイル、いいなあ~
黄土色の結晶が浮かんだタイルも
こちらは厚めのざらっとした風合いのあるタイル。
そしてこの日、ランチを予定してた「綾騎殿」へやってきた。
こちらのお店は油の老舗、山中油店が営むショップ&カフェ。
築100年のお米屋さんとして使われていた町屋を化学物質を一切使わず、紅殻、荏油、柿渋を使い
改修したのだそう。
玄関を入ると奥の喫茶室まで通り庭がはしる。
ランチに使われてる油は、油店ならではのオリジナル油が日替わりで使われる。
喫茶室のある空間のそばには昔ながらのおくどさんが。
そして吹き抜けの空間
窓からは中庭が見渡せ、落ち着いた雰囲気の喫茶室。
1日限定10食のレディースランチにしてみた。
スムージー付き、1200円くらいだったか?
揚げ物はさすがにサクサクで、いろんなおかずが乗ってて美味しかった。
ショップ&カフェから少し行くと山中油店の本店の建物がまた風格があった。
建物に近寄ってみると、なんと下は池になっていて鯉が泳いでた。
この辺りは出水といって水が湧き出るところだそうで、その井戸水を利用して池がつくられているのだそう。
隣では水車も回ってて、涼し気でいいなあ。
少し行くと、こちらは酒屋さんの建物。
ここも布目状のいい色合いのタイルが貼り巡らされていた。
民家の郵便受け口。
鋳物で作られた郵便受けは細かい装飾も素敵だった。
面格子とタイル壁。
タイルとガラスブロックに囲まれた理容院
こちら側の壁もまた違うタイルが貼られてた。
理容院のそのお隣は又渋いタイル~!
飴釉のような濃いい茶色の釉薬の上から吹雪のような白っぽい釉薬が混じりあってる。
こういう感じは初めてみるような気がするけど、好みのタイプ。
足元はまたキャラメル色?で変化がつけられてる。
ここはポストのデザインがかわいい~
そして、インスタで教えてもらった呉服屋さんの(株)北出工芸
ここの玄関周りが驚愕のタイル尽くし。
しかもこのなんとも言えない窯変具合!
なんとこの軒下もタイル尽くし
美しいなあ。
補修?されたところは色違いのタイルが入れられてた。
その後、ポルトガルのタイルショップを見に行く途中通りかかった京都府庁。
そしてポルトガルタイルのお店、アズレージョピコへやってきた。
ここでしばしアズレージョのお話を聞く。
建築巡り仲間のうちの二人の方が最近ポルトガルへ行っていて、その話をかねがね聞いていたのだけど、相当タイルが凄そうなのだ。
いつか、ポルトガルへ行って現地の生タイルを見たい・・
更にその後、バスに乗る道すがら、
とある御宅の門から玄関へのアプローチに貼られていたタイル。
門の前にはあえて?4つに割って貼られたタイルが。
そしてこちらは平安女学院の外壁に貼られたタイル、
新しいものだけど、色合いが素敵。
平安女学院の敷地内にある聖アグネス教会。
明治31年にガ―ディナーにより建てられた教会。
この煉瓦造りの建物の雰囲気に校舎のタイルを合わせてきたのかなあ?
そして、一度は入りたいと思ってるけど、非公開でなかなか機会のないヴォーリズ設計の大丸ヴィラ。
この後は、最後の目的地先斗町歌舞練場へバスで向かった。
ぷにょさんの記事→京都のまちなかタイル見て歩き