先斗町歌舞練場を出た後は、Tさんと別れ、ぷにょさんと急きょ、夕食を兼ねてマル秘プロジェクト?!の打ち合わせをすることに。
実はまだ行ったことのなかったレストラン菊水が目に留まったので、菊水へやってきた。
創業大正5年の老舗の洋食レストランで、建物は大正15年に建てられたアール・デコ建築。
近くに寄ると1階部分の外壁にはガーゴイルのような顔が貼り付く。
1階のレストラン・パーラーへ。
タイルが貼り巡らされたコーナーに陣取った。
夜なのにランチ並みにリーズナブルな洋食のセットはうれしいなあ。
ひとしきり語り合った後、2階も見学させてもらっていいと伺ったので
会計後、2階へ上がろうとすると、レジ横にあった新聞記事が目に留まった。
美しいシャンデリア下がるダンスホール。
店員さんに伺うとなんとそのダンスホールもまだ3階に現存してるのだとか。
この日も社交ダンスで使われてたそうで、よかったらどうぞ見て行ってくださいと言われたので喜んで階段を上がった。
階段踊り場にかかっていたレリーフ
2階は1階より少し高級感のあるフレンチグリルになっていて、
廊下との境には菊水のKの文字が入ったすりガラスが入れられていた。
そして3階のホールへ。
部屋に入った途端、新聞記事の写真で見た美しいシャンデリアの影が天井いっぱいに広がった光景が目の前に広がり
おおーっとうなってしまった。
繊細なレース模様のようなシャンデリアがそのまま天井に影を落としていてそれが驚く美しさ。
かつては進駐軍のダンスホールとしても使われていたという。
現在もこちらで社交ダンスクラブのダンスパーティーが月に一度開かれるという。
宴会やブライダル会場としても利用されているそうで、雰囲気のある素敵な会場だった。
シャンデリアを真下から見上げて。
この日も一日、目一杯京都を見て歩いて、堪能した一日だった。