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イケフェス2018【伏見町 宗田家住宅・CuteGlass Shop and Gallery】

2018-10-28 | 建築巡り・街歩き【大阪】

 

イケフェス2日目、子供の迎えがあって完全に出遅れ、今回抽選に当たった輸出繊維会館の15時過ぎからの

ツアーの前になんとか伏見町宗田家へ立ち寄れた。

宗田家は江戸時代より薬種卸、貿易商を営んでいた家だそうで、こちらの町屋は大正14年に住居として建てられたものだそう。

 

  

今回大正時代の建築当時のままに復元され、親戚筋にあたるという日本精工硝子株式会社のショップ&ギャラリーに生まれ変わったという。

 

 

中へ入るとさまざまな形のガラス瓶が棚の上にずらっと並んでる。

全てこちらの会社で作られた化粧品だったり、ジャムやドレッシングだったりの瓶。

不純物が混じらないような製法で透明度の高いものが作られてるそう。

 

 

これらの瓶は安価で販売もされていて、ついつい素敵な雰囲気に飲まれて買ってしまった。

それぞれの瓶にはちゃんと蓋もついてて、購入する時につけてくれる。

しかし、なぜか私の選んだ瓶は二つとも蓋がないものだったが・・

 

 

吹き抜けの天井

 

 

下から見上げると素敵なステンドグラスのようなものが・・

後で上でじっくりと。

 

 

内装は断熱材のような素材のものがむき出しで使われていて、それが簡素で良い味わいを出してた。

 

 

こちらのベンチも。

 

 

こちらの蝙蝠形のくり抜きのある網代貼りの戸は当初からのもののよう。

 

  

蔵ではさまざまな古いガラスの展示がされていて、

ウランガラスの瓶が蛍光色を放っていてとてもきれいだった。

 

 

こちらのインクびんもウランガラスが使われてるそう。

 

 

大正初期に使われていたという特大のビール瓶。

形が可愛い。

 

 

目薬の容器も瓶だったんだなあ。

 

 

そして普段は立ち入ることのできない2階へ。

下から見上げていたステンドグラスのようなものが間近で見れた。

これがとってもユニーク!

 

 

こちらで作られてるさまざまな形の瓶をモチーフにして、型板ガラスとの組み合わせや

 

 

ぎっしり瓶を並べたもの。

 

 

透かし彫りの建具?と合わせていたり、

 

 

ユニークで可愛いステンドグラス風の飾りに感動。

 

 

2階の廊下も新しくされた箇所もあれば、

 

 

大正時代の歪んだガラスがそのまま入っている建具が残されていたり、

新旧の融合もすばらしい。

 

 

お部屋の照明もガラスでできていて、どれも素敵だった。

 

 

 

 

透かし彫りが入った欄間

 

  

襖の取っ手も美しい。

 

 

窓の外の縁台?には桜の木の板に間には桜の枝がそのまま使われてるとか。

 

 

軒にも同様に桜の木の枝がそのまま使われてる。

 

 

吹き抜けの階段につるされた照明は全て瓶。

 

 

なんとここの天窓にはガラスの瓦が使われてるという。

 

 

蔵の屋根にも使われてると教えてもらった。

ほんとに、一部透明の瓦が見える。

ガラスで瓦が作れるなんて・・

それをそのまま天窓として使えるとは、驚いた。

 

 

 

 

そして1階の居間には防空壕の跡も残されている。

防空壕として役割を終えた後は倉庫として使われていたそう。

現在はカレットというガラス瓶を細かく砕いたものが敷き詰められていて、きらきらと

とてもきれいだった。

駆け足で見学した宗田家だったが、素敵なリノベーションとガラス瓶に圧倒されたひとときだった。

 

 

コメント
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