今日(8/22)、甲子園は決勝戦です。 仙台育英(宮城)対 下関国際(山口)
のどちらが勝っても初優勝とあり、この盛夏の大会も今日で幕となります。
先日、NHK BSの映画「夢を生きた男 ザ・ベーブ」を観ました。あのホームラン王
のベーブ・ルースの伝記を描いた1992年のアメリカ映画、原題<The Babe>です。
(ネット画像より)
以前小学生の頃に観たような記憶があり、ベーブが、病院に入院中の子供を見
舞って、ホームランの約束をし、それを果たす・・そんな記憶がありましたが、
先日観た映画は、1992年ですからこれではなく、探してみましたら、1948年制作
のアメリカ映画「ベーブ・ルース物語」が劇場公開が1950年とあり、これだと年
代が合いますのでこちらを見た記憶があったのです。
今回の映画では、ストーリーは大体そのような感じではありますが、何となく
粗野で下品なベーブが描かれていて、驚きました。何もここまで、こき下ろさな
くてももうちょっと描き方があるだろうに・・と。確かに、彼の素行は、少年院
に入るくらい手に負えないガキッチョだったようですが、野球の素質を見抜いた
神父の計らいで、成人してメジャー レッドソックスに入団します。
当初は、投手として成績を上げその後、打者としていわゆるホームラン王に輝
くのですね。
先ごろ、大谷翔平選手が、「二けた勝利、二けたホームラン」の偉業を、104年
ぶりに達成しましたが、104年前の二刀流の大記録は、このベーブが樹立したので
す。再びこの、記録が達成されたのを機に、今回のBS放映が組まれたのでしょう。
ベーブの記録をその部分を注視しますと、1914年に投手としてデビューし、年間
2、18、23、24、13、9,1勝と続き、一方打者としてホームラン数は、1914年から
0、4、3、2、11、29、54、59本・・とつづき、1918年に13勝、11本塁打とある記
録が「二けた勝利、二けた本塁打」であり、それからこの記録が104年ぶりに大谷
選手が達成したということなんですね。
(ネット画像より)
ベーブというのは、あだ名で、本名は、ジョージ・ハーマン・ルースというの
だそうです。体が人一倍大きく太っていて童顔であったことから、バンビーノや
ベーブという愛称で呼ばれていたそうです。 左投げの花形投手としてメジャー
デビューし、打者としても左打ですから、大谷は右投げ左打ちですから、このと
ころは違っていますね。
映画に描かれた野球は、投手シーンは殆ど少なく、ホームランシーンだけが
クローズアップされていて、それはそれでいいのですが、ベースを回る姿もなぜ
かドタドタだし、やけにガムを噛んでいる様子ばかりをクローズアップされ、粗
野で遊び好きの どちらかといえば下品な姿が協調されていたのではないか?
映画の作りもあまり感心できなかった印象が残りました。この映画は、英雄として
描かれたのではないのではないかと・・。
ただ、子供好きで、病院に見舞い、ホームランを2本約束し、その通り約束を果
たすシーンや、かれが引退直前の試合で3本のホームランを打ちグランドを立ち去
るところに、青年が走り寄り、当時病院に見舞ってくれたその少年であることを
告げるほほえましいシーンはありました。
(ネット画像より)
アメリカの文化における最も偉大なスポーツ界の英雄の一人として、史上最も
偉大な野球選手で「二刀流の野球選手」であるとみなされており、1936年には、
最初にアメリカ野球殿堂入りを果たした5人のメンバーのうちの1人に選出されて
います。
彼は輝かしい成績と華やかな人気を得ており、メジャーリーグクラブの監督に
なることを夢見ていたようですが、フィールド外での飲酒や遊びの嗜好まで、大
衆の注目の的であり、これらの素行の悪さから、監督の座は与えられなかったと
みなされています。
打者としての生涯通算成績で、714本塁打、2,213打点、2,062四球、長打率.690、
OPS(打撃貢献度) 1.164、本塁打王12回など、数々のMLB記録を打ち立てており、
うち最後の3つは2021年現在も破られていないとありました。
白い渚のブルース / アッカー・ビルク