先週10日(8月)に第2次岸田内閣が発足しました。政策断行内閣と
自ら命名され、新しい資本主義を目指すという決意なのだそうです。
どのような資本主義を目指すのか大いに待たれるところです。
しかし顔ぶれから、たぎるエネルギーに燃えた前進のイメージより
は、政権を手堅く守るイメージを感じるのですが・・今後に期待した
いところです。
ところで、旧統一教会との関係を認めた閣僚の留任は避けたといわ
れていますが、新しく発足した閣僚19のうち7名が旧統一教会との接点
があることが判明し、今また任命された副大臣にも複数が接触を持って
いることが公表されています。
(ネット画像より)
10日の官房長官の記者会見でも、わざわざこのことについての言及
がありました。(首相官邸HPより)『旧統一教会との関係について岸田
総理から、国民の皆様の疑念を払拭するため、個々の政治家としての
責任において点検し、厳正に見直すよう指示をいただきました。私
(官房長官)について申し上げれば、知り得る限り、当該団体との関
係がないということを明確に申し上げたいと思います。なお、木原・
磯﨑両官房副長官についても・・・。いずれも当該団体の現状につい
ての認識を欠いたものであり、両(官房)副長官とも、今後は厳正に
見直していくことを約しております。』
12日の副大臣任命に当たってもこのことにかなり神経をぴりつかせて
いるような報道がなされています。
安倍元首相が参院選応援演説の最中に銃撃された衝撃的な事件の犯人、
山上徹也の供述から旧統一教会との関係が急浮上してきました。
閣僚や副大臣の多くが旧統一教会との接点を持っていたことが次々
と明るみに出て、これ以上関係を持たないように厳重な注意が施され
ましたが、いったいどこにどのような問題があるのでしょうか?
選挙に当たって支援を受け、明るみに出たからこれを改めるという
図式は、とりもなおさず選挙に当選するためには、支援団体の内容な
どは不問であるとの体質が露呈しているわけで、目的達成には手段を
選ばず・・そこには道義も何もないのでしょうか? でもそれは、具
体的に何が問題なのでしょうか? まだもっと他に問題が潜んでいる
のでしょうか?
与党だけでなく、野党の中にも複数の議員が接触を持っていたとも。
今一つ判明しないのですが、どういうことなのでしょうか?
(ネット画像より)
ネットに、河野デジタル相兼消費者担当相の12日の就任会見で、旧
統一教会を巡る霊感商法の被害に関する検討会を月内にも消費者庁内
に発足させる意向を明らかにしたとあります。そして『これだけさま
ざまに問題視されているので、消費者が安心できるようにきちんと対
応したい。反社会的な団体と関係を持たないのが大原則。政治家がそ
れぞれ襟を正さないといけない。』と述べています。
この検討会により問題の所在が明確になることを大いに期待したい
ところです。
(ネット画像より)
Lionel Hampton and Benny Goodman - Stealing Apples (high quality)