蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ベランダでは  (bon)

2022-10-01 | 日々雑感、散策、旅行

 今日から10月に入りました。  あの灼熱の太陽を受けた夏を耐えたベランダの
植物は静かに秋を迎えています。

 10月は、和名 神無月と呼ばれます。 本来は旧暦10月を指しますが、新暦でも
使用されることが多いとあります。「神無月」は民間伝承で、伊勢のアマテラス
を除くすべての神が、出雲に集まって会議を開くところから、出雲以外には神が
いない・・との出雲大社の御師が広めた平安時代以降の語源俗解であるとウイキ
ペディアに出ていました。
 日本国語大辞典では、「無・ナ」は、「の」の連体助詞「な」にあたり、「神
無月」は「神の月」の意であるとの説であるという。「水無月」も「水の月」な
んですね。

 このところベランダを賑々しくそして甘い香りを振舞ってくれているのは、キ
ンモクセイです。9月末あたりから小さな蕾が一面に付きほのかな香りを振りまい
ていましたが、この月に入り一面に花が咲きひと際強い香りが漂っています。

        キンモクセイ
 

 このキンモクセイ、昨年は3度も咲いたのでした。9月12日、10月5日、10月24日
の3回も咲いてくれました。 こんなことは初めてでした。
 この樹の命名も牧野富太郎博士なんだそうですね。

 小さなベランダですが、ヤマボウシには、赤い実が出来ています。以前はもう
少したくさん実が付いていたようでしたが、今年ちらほら・・でも、春には白い
花が一面に咲いたのでした。

        ヤマボウシの実
         

 ハナミズキには、小さな赤い種が付き始めています。葉はやや紅葉が始まって
きました。

       ハナミズキ
         

 ススキ、これはタカノハススキというもので、葉に斑が入っています。今年は、
3mに届くかというくらいに背丈が伸び、穂が上の方に風で揺らいでいます・

        タカノハススキ
         

 

 足元には、もう終わりかけているヒガンバナが陽を受けて、燃えています。こ
の球根は毎年増えて鉢植えですからすぐに球根詰まり?で、花数が少なかったで
す。毎年植え替えが必要ですね。生育旺盛です。

       ヒガンバナ(これだけは9/28にパチリとしたものです。
         

 タマスダレもずいぶん長い間楽しませてくれています。何年も花がなかったの
ですが、これの原因が球根詰まり?だったので、一昨年、適当に球根を間引いて
おいたため、今年長い間咲いてくれています。花は1~2日花ですから、次々と新
しい花が咲いてきているということなんですね。この花、なぜか元気をくれるよ
うな気がして、好きなんです。
 タマスダレに交じって、思いがけないレインリリーが一輪さいていました。

         タマスダレ(こちらももう終わりですね。
         

 

 いつだったか、綿の花をブログアップしましたが、今時は、コットンフラワー
になって
白い綿が出来ています。まだ木の先端には花がついています。

         コットンフラワー
         

 

 このほか、温州ミカン(鉢植え)に今年は少なく4つ実が大きくなってきました。
         みかん
         

 ベランダのお昼は、まだまだ太陽は暑いですが、風が心地よく、季節が大きく
動いている実感があります。春のワクワク感に比して、どことなくしっとりと落
ち着いた心の静まりを感じています。

             
 医療の窓口負担もかわり、物価も広い範囲で高騰している現実を思うと、一足
先に厳しい寒さに突入したようで・・。

 

 

As Time Goes by (From "Casablanca")

 

 

コメント
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