昨日触れた、スコットランドのアイラ島のアードベッグというスコッチウイスキー。
スモーキーさで有名なわけですが、調べてみると「正露丸」「病院の匂い」「ヨウ素液」「クレゾール」など、飲み物(食べ物)に使うのはどうなのかな、という表現が並んでいますが、トータルでは評判が良いのがアードベッグのアードベッグたる所以なのでしょう。
こうした香りは、元々は原料となるモルト(大麦麦芽)を乾燥させる工程でピートを熱源にしたことから(自然に)ついたもので、現在ではピート由来の香りがついた原料「ピーテッドモルト(ピーテッド麦芽)」を作るためにピートでいぶすという工程を踏んでいるようです。
いわば「香りの後付け」で、これについて思うところは別の機会に記すとして、このピーテッドモルトの香の強さを計測した「フェノール値」という数値があるようです。
数値が大きいほど薫香は強くなるらしい。
これはあくまで原料のモルトの話で、フェノール値だけでが出来上がったウイスキーのスモーキーさが決まるわけではないようですが、ものの本によれば大体こんな感じらしい。
10ppm以下:ライト
25ppm程度:ミディアム
40~50ppm:ヘビー
で、実際のウイスキーとの関係だと昨日のアードベッグは約55ppmということなのでまさにヘビーピート。
村上春樹のエッセイで出てくるラフロイグも45~50ppmという数字が出ていますからこれもヘビー。
同じく出てくるボウモアは25ppmなのでミディアムということになりますね。
ちなみに「フェノール値の高いウイスキー」的な検索をすると、アイラの「オクトモア」というのが出てきて、フェノール値は何と130ppmとも。
どんな香りなんでしょうかね。怖いもの見たさで試してみたいです。
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