今日は朝からテレビでいろんな報道をしているように、あの大震災から一年になります。被災された方々の一年は、簡単に語ることは出来ないでしょうし、私たちも本当に理解することは出来ないと思います。
しかし、私たちもあの震災については、いろんなことを経験し、感じることがありました。散ドラも学校の使用不可で活動中止になりましたし、最終学年に向けて春のシーズンに突入するはずだった中学生の倅だちも活動中止を余儀なくされました。
高校生の娘は、直後に修学旅行が予定されていましたが、事前の荷物収集の日が計画停電初日にあたりものすごい苦労をして、学校へ行き、修学旅行自体も鉄道では帰ってこれなくなる事態もあったことから、急きょバスをチャーターし、一日短縮して行いました。昨日の卒業式でも、校長、来賓、卒業生代表と、みな震災のことを抜きには語れないという感じでした。
仕事の方も3月は大変でした。どうなることやらと心配されましたが、4月になると自粛自粛と言っているだけでは、被災地のためにならないというムードが出てきて、ようやく通常に戻りました。経済活動としては、リーマンショックの方が傷は深かったですが、人の生き方、人生観には、あの震災の方がはるかに大きな影響がありました。
その後も、全国各地で数えきれないくらいの震度5レベルの地震があり、時折、緊急地震速報が流れたりすると、普通の日常がいとも簡単に破られる感覚を味わいました。三連動地震や、首都直下型地震の可能性が高まったと取沙汰されていますが、本当に激動の世紀になってしまったことを実感します。
そういう割には、それほど備えをしてはいないのですが、普段の日には、家族それぞれ遠く散りじりになるので、家の中だけどうこうしても、あまり仕方がないとも言えます。しかし、もしもの時のことを家族で話しておいた方がいいと、改めて思わされる日でもありました。