震災の被害に遭った人々の本当の気持ちを本当に理解することはできません。簡単に分かるということは傲慢だと思います。しかし、だからといって、何も出来ないんだというのもあまりにドライすぎる気がします。
相手の気持ちを完全に理解できたと思うことは傲慢ですが、相手と同じ立場に立ってみて、その気持ちに寄り添って考えてみることは出来ます。
今日のニュースで、被災地の瓦礫処理が進まないことに関して、野田首相が各自治体に被災地の瓦礫処理の受け入れを要請したことを伝えていました。被災地のことを心配する気持ちはあっても、いざ自分たちがそれを受け入れるとなると、ためらう気持ちも理解できます。
しかし、相手の立場に立ってみて、自分たちの街が何か災害に見舞われ、誰もそれに手を差し伸べてくれなかったらどういう気持ちになるかと想像することは出来ます。そうすれば、やるべきことは自ずと見えてくると思います。
正しい情報を開示するということと、誰かが過大な負担をするのではなく、みなで広く薄く負担するということを前提に、国民全員で負担を分かち合うことが当然のことだと思います。国民の民度と首相の覚悟が問われますね。