今日は東京都議会議員選挙でした。大方の予想通り、新政党の都民ファーストが大躍進し、自民党が惨敗という結果となりそうです。
小池都知事は、築地問題での決められない都知事という評価はあまり大きな問題にならなかった一方、自民党は、安倍政権が長期化し、先日の共謀罪の採決など政権運営にも力づくの横暴さが目につくようになったところへもってきて、豊田議員の秘書への暴行、稲田防衛大臣の呆れた応援演説、都連会長下村元文科大臣の加計学園献金疑惑と立て続けに吹いた逆風が、今回の結果の直接的な原因でしょう。
しかし、この結果はどうなんでしょうか。本当にこれでいいのでしょうか。50%前後でも、投票した有権者が選んだ結果ですから、良いも悪いもないのですが、それでもちょっと考えてしまいます。
自民党の政権運営は横暴すぎるのが目に余るので、(国会とは直接関係ないですが)都議会選挙でお灸を据えるというのは、よくある選挙行動で理解が出来ますし、今の自民党を考えたら、それも仕方がないと思います。
しかし、親小池政党の躍進はどうなのでしょうか。「都民ファースト」と言っていますが、私には「小池ファースト」としか思えません。小池都知事は過去の行動を見ても野心の塊で、本当に都民のことを考えているとは到底思えません。築地の問題も、都民のためというよりは、自分の支持につながる道具だからこそこだわっていたにすぎないと思います。今の東京都の本当の問題は、築地などのはずがありません。
過去、国政で圧勝した政党が未熟な議員を生み出したのは、よく知られています。今回の自民党の豊田議員、稲田大臣だって同じです。その伝でいくと、今回の小池新党の都民ファーストも大いに心配ですし、そもそも都民ファーストと言いながら、いつまでこの政党があるのかとすら思います。小池都知事が今回の結果を基に、再び国政に打って出ていったりしたら、この政党は雲散霧消するような気がします。
私は別に政治的な信条はありませんが、こうしたあまりに風や印象頼みの風潮は非常に心配になります。アメリカのトランプ大統領のこともそうですが、民主主義を成り立たせるためには、「民」がそれなりの覚悟と洞察をもって臨まなければならないのではないかと思います。
今日のジョグ
今日は10日ぶりの休みでしたが、その休みの時は家庭の事情があり、仕事のような一日だったため、実質的には2週間ぶりくらいの休みでした。
そのため、前の日夜更かしして朝寝坊してから、クロの散歩に行き、投票がてらに軽くジョギングしました。気持ち的にはジョギングを再開したものの、前述の通り、2週間ぶりくらいなので、全然ダメですね。せめて1週間に1回くらいは走りたいですね。
5.3km 37分11秒
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