八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

伸び代(しろ)、もしくは可能性。

2017年04月06日 23時29分15秒 | プロ野球・高校野球

先月プロ野球関係者と会う機会があったのですが、残念ながらインフルエンザになってしまったため、出席できませんでした。以下は、その時に出席した人から聞いた話です。

 

高校野球界きってのスターである早稲田実業の清宮幸太郎選手の話題になったので、「清宮選手は、やはりドラフトの目玉ですか?」と聞いたところ、プロ野球関係者からは「どうですかね。指名されないこともあるかもしれませんね」との答が返ってきたそうです。

 

高校1年生の時からのマスコミの騒ぎ方を考えると、ちょっとビックリですが、その理由は、高卒ルーキーで一塁しか守れないようでは、プロ入り後の選択肢が少なすぎて、大成する確率が低いからだそうです。

 

投手であれば、投手がダメでも足が速くて野手の可能性があるとか、野手でも、足が速い、肩が強いなどの強みがあって複数のポジションを守れるとか、いわゆる伸び代、可能性がないと、指名するのは難しいということのようです。

 

そう言われれば、現在プロで活躍している選手たちも、足が速かったり、肩が強かったりという特徴がある選手が多いですね。鈍足に見える選手でも、思った以上に足が速いのがプロ選手です。投手でも、大谷選手は現実に二刀流をやってみせてその可能性の大きさを証明していますし、桑田真澄や、斎藤雅樹など、過去の高卒の名投手も、投手でダメなら遊撃手でなどと言われるほどの潜在能力がありました。

 

過去のスラッガーでは、清原和博や松井秀喜は、守備の選択肢は狭かったですが、それを上回る打撃のすごさがありました。清宮選手も本塁打数では両選手を凌駕しそうですが、この二人に比べると内容的には、疑問符がついているということなのでしょうね。私自身も素人ながら、先日の東京大会の決勝で日大三高の左腕投手から5三振を喫した時には、大きな穴があるのではないかと心配になったものです。

 

現実には、清宮選手の抜群の知名度を買って指名する球団があるかもしれませんし、きちんと育成方針を考えて指名する球団があるかもしれませんので、どうなるか分かりません。しかし、いずれにせよ、毎年ドラフトで指名されなかった選手の落胆した様子が報道されるのを見ると、マスコミもしっかりと選手を評価し、いたずらに選手たちを持ち上げその気にさせるようなことをしないでほしいと思います。

 

 


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