昨日、唐突に仕事の質と量について書きましたが、何故かというと、ここのところやや忙しくて、自分自身、時間のやり繰りに苦労していたからです。
量をこなす時は質を落とすと言いましたが、言葉を代えて言えば、「要領よく仕事をする」ということです。単純に偏差値が高いとか、学歴があるというだけではなく、ビジネスパーソンにとって、非常に重要なスキルだと思います。要領よくという言葉が悪ければ、「つぼを押さえる」ということでしょうか。今やらなければならないポイントは何かを素早く掴み、優先順位をつけることです。
これが私が言うところの質を落とすということだったり、出来ないものは割り切って切り捨てるということです。
チームづくりも同じことが言えるのではとも書きましたが、そう思ったのは、先日のセンバツ大会に出場した創志学園の話を聞いてからです。創部1年目で1年生しかいないチームで地区大会を勝ち上がり、センバツに出場し、大会では実に立派で感動的な選手宣誓をしたことが話題となりましたが、監督さんがまた異色です。
ソフトボールで何度も全国優勝に導いた手腕を買われ、野球に転身し、野球でも鹿児島の神村学園を短期間で甲子園出場に導いたというすご腕です。この創志学園では体格もさして大きくない1年生ばかりで、どんな「つぼを押さえた」かというと、徹底したゴロ打ちだそうです。
ソフトボールも基本的には、ボールを叩きつけるスイングをしますが、これを野球に持ち込んだということです。何故か。パワーも、技術もない、1年生部員たちが、出塁し、得点する確率を一番高めることが、ゴロを打ち、全力で走ることだと判断したのです。確かに、フライを打ち上げたり、三振していては、出塁・得点のチャンスはありませんが、ゴロを打って、全力で走れば、ヒットでなくても、相手のエラーを誘って、出塁するチャンスが生まれます。
選手たちもこの戦術をしっかり理解し、徹底したことによって、あれよあれよと地区大会を勝ち上がったそうです。プロの世界でも、本当につぼを押さえて、要領よくチームを強化できる、本物の指導者がもっと現れてほしいですね。横浜ベイスターズも、今年一年しっかり全力疾走を続けてほしいものです。結果が表れないで、いつしか止めてしまうようだと、元の木阿弥になります。
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