夜泣き、夜間授乳の増加について山形県立中央病院小児科 渡辺眞史先生先生の文章をお読みください。
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9か月前後になると夜泣きが激しくなったり、夜中のおっぱいの回数が増えることがあります。
この頃になると、脳の発達が活発になります。
昼におこったことの記憶を夜寝ている間に整理するようになります。
良い記憶と悪い記憶・嫌な記憶を分け、良い記憶、後で役に立つ記憶を脳に残すことをします。
この時に眠りが浅くなり泣いたりぐずったりします。
日中ににぎやかなところにお出かけをしたり、予防注射をしたときには、その日の夜に目を覚ますことが1回多くなるかもしれません。
母乳で添い寝をしていると、目を覚ます前のぐずったときに添い乳をすることで泣かずにおっぱいを吸ってそのまま寝てくれます。
夜間授乳の回数が多くなりますからお母さんは大変になったと感じます。
ベビーベッドや人工乳の時にはぐずったときにお母さんが気づくことができませんから、完全に泣いてしまいます。脳が活発に働いて興奮した状態ですから、なかなか泣き止んでくれません。
寝ている部屋で抱っこをして泣き止まそうとしても泣き止みません。
別の部屋や外であやしたりミルクを飲ませると泣き止んでくれることがあります。
どうしても泣き止まないときには車で町内一周するとたいてい泣き止んでくれます。
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いつまでも続きませんのであまりイライラしないでくださいね。