ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

つどいの広場?

2007年09月11日 | インポート
子育て支援てなんでしょうか?
厚生労働省の施策として、様々な子育て支援策が行われていますが、それらは本当に子育て支援になっているのでしょうか?

そこに集うのはどのような母子なのでしょうか?
つどいの広場など、自治体がやっている事業では、そこに集まって親が話をすし、単に母子が集い一定の時間を過ごして帰るだけなのでしょうか。
時にはイベントがあるだけでなのではないでしょうか?
親の気晴らしになればいいのですが、そこで我が子を他の月齢の子と比べて悩みが増加したり、むしろマイナスの要因が多いのではないでしょうか?

多くの広場では、食事や飲食が禁止されています。
共に食事をし、その中から学ぶことが多くあります。親子でどのように食事をするのがいいのか、あるいはどのような食材を食べればいいのか、おっぱいや子育てにいい食事とはなにか等、たくさんのことが学べます。

また、そこにはマンパワーも不足しています。
それは単に見守るだけになっているケースが多いのではないでしょうか。
事故やトラブルを避けることが優先され、本当に必要なことが行われていません。

また開かれている時間も短いところが多いのが実情です。
一度いったら二度と行きたくないといった声をよく耳にします。

つどいの広場では、自治体の委託をうけたNPOが一定の委託料を受けて自治体の下請けとして安い労働力を提供しています。

いいサポートをしていても、自治体の都合でいつ委託を打切られるかわかりません。
それに依存するNPOも困ったものです。NPOは行政の下請けでしょうか?
川上から川下に税金が流され中間でドンドンすくい取っているのが実情です。
行政と結託した官制NPOが生き残れるのでしょうか?
NPOは公金を受けずに自助努力で事業を行うべきです。
それでこそ日本に市民公益事業が成立するのです。

自治体が行う施策は、形通りにつくってやればいいだけです。そこからどのような効果が出ているかは二の次です。国や県、自治体の顔色を見てやるだけで終わりです。

また、幼稚園や保育園を開放した事業も行われていますが、保育士の子育てに対する知識には限界があります。
つどいの広場や園の支援センターでは、お母さんの悩みや赤ちゃんの訴えを聞き、サポートすることは難しいのではないでしょうか。

私は、「子育て」支援ではなく「親育て」支援が行われる必要があると思っています。
私の支援の対象は「子ども」ではなく親に力点を置いています。
子どもの行動や様子を観察し、そこから現れている現象について、お母さんとお話しします。
その上で問題点が見つかればそのことについてお話をしていきます。
親の育ち方や親自身がどこまで、子育てされていたか等の情報を話の中から読み取っていきます。
そして、その人にあったアドバイスをしていきます。
まず、聞くことがとても重要だと思っています。
問題を抱えている親子は多いです。
子育てされていない世代が親になっている現状ではそれは、当然のことです。
だからこそ、今、求められているのは、心のこもった親育て支援です。

人格形成の基礎となる大切な時期に親として、赤ちゃんと一体になりそれぞれが育つような支援をしていきます。
また、妊娠中からの子育て支援が最重要だと思っています。
子どもにとって、胎児期(9ヵ月)から満2歳(24ヵ月)までの合計33ヵ月の間にどのような環境に置かれるかが、子どもの一生に関わるのです。

そのために、妊婦や夫とお産のことや子育てのことについてお話ししています。鉄は熱いうちに打てです。

今日も、これから親子で楽しく集い、みんなで汗を流し涙を流して、楽しく遊び、学びます。
ここでは、子どものケンカや遊び、そして持ち寄ったおやつやお昼をいただきます。
出産の相談や子どものしつけのなどの相談をうけたり、おっぱいの相談も受けます。

子どもやお母さんと日光浴もします。太陽の光を浴びることは、とても大切です。
親にとっても子どもにとっても。

今日も楽しんできます。


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