相模原麻溝公園にはその数は日本有数を誇る230種類、約8000株の「クレマチス」が植栽されており「つる性植物の女王」と言われているクレマチスの名所となっている。来月7~8日に開催される「クレマチスフェア 2016」を前に、あじさい小道の「外周フェンス」は白い「都筑」や赤紫の「柿生」、白いピンク色の「ドーン」、「ビクトリア」、「H.Fヤング」、「ジョンウォーレン」、「ドクターラッペル」、「ラザースターン」などが咲き揃いフェンスを1千輪以上の花びらで彩り始めた。また「水の広場」の外周フェンスやポールには「柿生」を中心に数種類が、そして第4駐車場フェンスはまだまばらだが中に珍しい「シロバナハンショウヅル」が咲いている。いよいよ主役のクレマチスたちも「クレマチスフェア」にむけて開花の速度をアップし始めている。(1604)
水郷田名に弓矢の神様(武門の神様)として信仰されている「田名八幡宮」はある。延暦17年(798)に天地大明人を勧請して祀ったのが始まりの古社。御祭神は応神天皇である。「水郷田名」は江戸期から大山道の宿場として栄え、昭和初期まで鮎漁や鵜飼いが行われ行楽地として賑わった。今は住宅街の中に歴史の風格をもちひっそりと鎮座しているが、鳥居を抜けると正面に幾たびかの風水害や火災で社殿を破損&焼失するも元禄2年(1689)に再建された「本殿」、左手に五月の節句を祝う兜が飾られている「神楽殿」、右手に社務所がある。境内には相模原市の保存木が神域を覆っている。1月に行われる豊凶を占う伝統行事「的祭」と9月の「例大祭」は獅子舞が奉納される神事となっている。(1604)