相模原上溝元町に江戸時代には寺子屋を開いていた曹洞宗の寺院「秀珍山宝光寺」はある。本山は福井県の「永平寺」、神奈川県の「總持寺」である。寺伝によると天文年間、当時地領での大石源左衛門定久が出家して真月斉道俊と称し娘の向西尼とともに上溝本郷に「向西庵」を結び修行、その後慶長年間に名主佐藤対馬が現在地に移し「宝光寺」とした。本尊は「釋迦牟尼佛」である。境内正面に「本堂」(文殊菩薩、達磨大師、普賢菩薩、虚空蔵菩薩等)、境内右手には「客殿」、鐘楼、左手には聖徳太子碑、平和聖観音像、地蔵菩薩、上溝地区の著名人(片野湘雲、井上篤斉)碑がある。境内は木が茂り静寂な寺域となっている。(1605)














