相模原市のアジサイの名所と言えば「相模原麻溝公園」と「相模原北公園」である。相模原麻溝公園には昨年より増えて200種、7000株のアジサイが植栽されている。アジサイは相模原の市の花であり「アジサイ」をテーマとした「アジサイフェア 2016」が6/5(日)に開催される。当日はアジサイ花鉢の展示、アジサイ苗配布、甘茶の試飲会、フラダンスの発表がされる。一週間前は管理事務所そばのアジサイに蕾がやっと形になったばかりであったが、今日は陽当たりのいい「樹林広場」のガクアジサイ、ヤマアジサイ、芝生広場に面した「アジサイ小道」のホンアジサイが数輪咲いていた。梅雨入りの発表されであろう今月末ごろにはアジサイも満開近くなって見頃を迎えそうである。 (1605)
藤沢市本町に浄土宗寺院「鳳谷山永勝寺」はある。創建は元禄4年(1691)、本尊は阿弥陀如来である。当初鎌倉に開山したようだが真海が慶長年間(1596年~1615年)に現在地に移転、中興した。旧東海道のJAさがみ藤沢支店の脇道を入って行くと「薬医門」が構えられている。門を抜けると緑豊かな境内の右に「鐘楼」、正面に「本堂」がある。本堂横には「太子堂」があり、その手前の左側一角に江戸時代の飯盛旅籠「小松屋」に抱えられていた「飯盛女」の墓が39基がある。この女性たちのほとんどが小松屋初代源蔵の出身地である伊豆国小松村の出であり、貧しい農村などから身売りされてきた女たち。宿場の旅籠にいた非公式の遊女同然ではなかったのか。女たちの切なさ、悲哀が伝わってくる寺域であった。(1605)
四季の花で彩られ市民の憩いの場、オアシスとなっている「相模原公園」の「紅葉の丘」一角に今、本数はさほど多くないが白、ピンク、赤、黄、紫、青のカラフルな色とりどりの「ルピナスの花」が見ごろを迎えオレンジのユリと一緒に美しさを競い合っている。ルピナスは藤の花を逆さにしたような独特な蝶型の花穂つけることからか「ノボリフジ」の別名で呼ばれている。北アメリカ西部、南アメリカ、南アフリカ、地中海沿岸に200種以上が分布し、花名のルピナスはラテン語でオオカミを意味する「ループス」が語源のようでオオカミのように荒れ地でも生育する強靭さをもっていることに由来している。ルピナスの花言葉は「想像力」「いつも幸せ」「貪欲」「あなたは私の安らぎ」である。美しい花を見ると人は心が安らぐ。(1605)