ゴールデンウィークの4日間、「キングの塔」の愛称で親しまれている「神奈川県庁本庁舎」が公開されており初入館してみるこになった。昭和3年(1928年)に建造、関東大震災で焼けた県庁本庁舎に代わる4代目で知事が執務する現役の庁舎としては大阪府庁本館に次いで全国で2番目に古い建物のである。日本趣味のある洋風建築で1920年代から1930年代頃に流行したアール・デコ様式の装飾が各所に取り入れられている。横浜のシンボル的存在であり横浜三塔の一つ「キングの塔」と呼ばれており平成8年に国の有形文化財として登録されている。今回普段見ることのできない「知事室」、「旧貴賓室」と「旧議場(大会議場)」5階の「本庁舎歴史展示室」、そして「屋上」へ上ると横浜港、みなとみらい21を一望できる見晴らしの良さである。玄関前ではゆるきゃら大集合、屋台も出て大混雑であった。外観は表面に溝を刻んだスクラッチタイルと、独自の幾何学的な装飾模様が特色のライト様式が醸し出す風格のある建物は、日本趣味と洋風建築が調和した荘厳さと重厚の中にモダンさを融合させている。(1604)














