相模原市の新戸地区にかつて寛文2年(1659)に築堤された「相模川堤防」があったが相模川治水対策等により堤防としての役割、機能を終えた。新戸老人会寿会は廃堤防敷を散策路への活用を市に申請、市は平成9年から7年かけて平均幅10m延長600mの中に散策路2.5m、両側に2mの植栽帯をもつ新戸の「相模川散策路」を完成させた。活用の一環として約200mの間に「約50本の河津桜」と「アジサイ」が植裁され15年後の今は河津桜とアジサイの名所となった。2/10以来の訪問の今日、50本すべて美しい濃いピンク色の花びらを開花させた主役たちは見事に満開となり重みでしだれるような樹形「河津桜回廊」、「河津桜並木路」を完成させていた。これまで4~5回訪れた中で本日が今まで最も多い人出である。すっかり知名度がアップした感じである。昨年より10日早い満開美を迎え、完成した美しい「桜並木」、「桜回廊」の光景を撮る人、鑑賞する人で溢れ、相模太夫もラストショットとなった。今がクライマックスの「河津桜美」もあと今月いっぱいで見納めの刻を迎えるであろう!!(2002)
相模原市南区新磯野4丁目に大規模集合住宅(総戸数1600戸)の「相武台グリーンパーク」がある。敷地内には商店街、公園、テニスコート、池、雨水池がある。テニスコートのそばに植栽されている3本の「河津桜」が濃いピンク色の花を全開、満開近くなって見ごろを迎えた。また遊具広場の一角に10本ほど植栽されている「紅梅」が、文字通り深紅の可愛らしい小さな花びらを広げ甘酸っぱ香りを漂わせている。また管理事務所のそばの小さな花壇に植栽されている数十株ほどの「クリスマスローズ」も今、白色と紫色の花房が膨らせ咲き始めている。すぐ傍には白と黄色の凛とした「水仙」の花も。気温も少しずつ上昇いよいよ春到来となって今、クリーンパークは花景~春景に彩られ始めた。(2002)
相模原市緑区下九沢に境内はかつて「天王森」と呼ばれ、「金泉寺」が別当寺であった「八坂神社」はある。創建年代等は不詳であるが江戸期には「旧牛頭天王社」と称しており300~400年前と推定される。祭神は素戔嗚尊である。記念碑から江戸時代から平成12年まで九沢の西の端下九沢字西久保に鎮座していたが都市化により平成13年に当地へ遷座。鳥居を抜け石段を上がると正面に本殿がある。境内には「芭蕉の句」を刻んだ石碑や「金比羅社」がある。境内を一本の梅と河津桜が彩っている。毎年7月行われる賑やかな例大祭では社殿から神輿を引き出し軽快な「九沢雅子」に踊ら挙れ、勇壮に練り歩きながら地域を一巡し「日の宮」(日之森神社)まで巡行する。(2002)