相模原市新戸の霊峰「雨降山」を望む緑豊かな高台に建長寺の末寺、臨済宗寺院「本鏡山常福寺」はある。創建は約700年前、鎌倉時代末期に建立された。本尊は釈迦如来。天正12年(1584)の北条氏直の版物状、後藤四郎兵衛藤原義貴(鎌倉仏師)作の地蔵菩薩立像が残されている。当寺は冬は「梅」、春は「桜」、秋は「紅葉」と四季ごとの美しさで境内は彩られる。境内に入る石段の前には樹齢400年を越える古木「しばの木」が聳える。当寺は禅寺として江戸時代には「寺子屋」を開き当地新戸の学問の場の中核であった。昨年の紅葉撮影以来の訪問であるが「山門」前にある数本の「紅梅」、「本堂」前の一本の「白梅」が見頃を迎えていた。梅からバトンタッチされ来月20日前後には桜の女王「ソメイヨシノ」が咲きほころび寺域、境内は一層華やかとなる。(2002)
東京都町田市相原町に相原9町会の氏神様、「相原のお諏訪様」として崇められている「「諏訪神社」は鎮座している。祭神は建御名方命と他五柱神。養和元年(1181)別当高岳坊長温が信州下諏訪大社を丸山の現在地に氏子と共に相原大明神を勧請したのが興りである。明治44年勅命により神明社、大谷神明社、橋本御嶽社、根岸日枝神社<、境山王社、橋本稲荷社、陽田疱瘡社の7社合祀し相原地区の鎮守となった。例祭には町田市の無形文化財、市の三獅子舞に選ばれている「丸山獅子舞」が社前にて奉納される。相原駅より町田街道の諏訪神社入口信号を右折した奥に鎮座している。「鳥居」を抜けると「手水舎」、「二の鳥居」があり正面に「社殿」があり、右に「社務所」がある。(2002)