相模原市南区下溝に平成4年(1992)には「第9回全国都市緑化かながわフェア」の会場にもなった「県立相模原公園」はある。26haの面積を有する当園は四季の花で彩られ、施設としても当園のメインは2階建ての大温室の「グリーンハウス」、ハナショウブの名所「水無月園」、芝生広場、噴水広場とフランス庭園、メタセコイア並木である。隣接した相模原麻溝公園と合わせると開園面積は47haにも及ぶ非常に大きな公園で花壇と芝生も隅々まで美しく整備され、子供連れで遊ぶのに人気のスポットとなっている。クスノキゲートから管理事務所の左側実咲ガーデンの左側に銀青色を帯びた葉色の「プンゲンストウヒ ホプシー」(別名はコロラドトウヒ)が美しく輝いている。この木はマツ科トウヒ属の常緑針葉樹である。寒さに強く北海道や東北の公園ではよく見かけるツリーである。しかし生長が遅く年に10センチほどしか大きくならないとか。特徴は太くて短い針葉で先端が鋭く尖っていて触れるととても痛くまるで「サボテン」か「プラシノキ」のようである。コロラド州のシンボルツリーにも指定されている。外見からするとなんだか物語に出てきそうな幻想的な樹木である。枝が黄褐色、幹は灰色のうろこ状の樹皮で覆われ、葉っぱの色が銀青緑色をしていて長さ3cm程度の針状である。枝に対して全周性-放射状に付き、表面に青い粉上のワックスを伴っている。(2108)
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