相模原市南区麻溝に四季の花が絶えない「相模原麻溝公園」はある。今、当園の代表花「クレマチス」がそろそろ終焉を迎えようとしている中5つのゾーンでアジサイが咲き始めている。「グリーンタワー」前の「子供広場」の一画に紫と白の花が咲く「藤棚」が造られている。既に紫の藤は終わったようであるが、白の藤が咲き始めている。この季節を華やかに彩る白色と紫色の「フジ」(藤)はマメ科の落葉性のつる植物。4月下旬~5月上旬に長い穂のような花序を垂れ下げて咲く、観賞価値の高い花木である。藤は日本古来の花木で万葉集にも詠われている春の代表花木である。藤棚に巻きつくように弦の各所に淡紫色の花を房状に垂れ下げてしなやかに優雅に咲くその美しい花姿は誰しもが心酔させられる。香りが強く、たおやかに咲く藤は古来から女性らしさの象徴とされ、藤の花や葉は図案化し家紋、短歌、歌舞伎、画題として使われている春の代表的花の一つである(2204)
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